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東京オリンピックが楽しみになったアジア競技大会が閉幕!日本選手がメダル量産!

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アジア大会閉幕

9月2日インドネシアのジャカルタ・パレンバンで行われていたアジア競技大会2018が閉幕しました。同日、日本選手団は最終種目のトライアスロン混合リレーを圧勝。有終の美を飾り金メダル75個という素晴らしい結果で大会を終えています。

2年後に迫った東京オリンピックへの貴重なステップと位置づけられていた本大会で残した結果は見ている私たちからしても期待を抱かせるものでしたよね。

そんなアジア競技大会2018を振り返り東京オリンピックに思いをはせてみました。

 

国別メダル獲得数とMVP

今大会のメダル獲得数ランキングはこんな感じ。

アジア競技大会2018 メダル獲得ランキング(上位5カ国)
順位 総数
1
中国
132
92
65
289
2
日本
75
56
74
205
3
韓国
49
58
70
177
4
インドネシア
31
24
43
98
5
ウズベキスタン
21
24
25
70

いつもどおり中国、日本、韓国の3強状態ではありますが1994年の広島大会以来久しぶりに日本が2位に返り咲き!やはり東京オリンピック開催が選手に与える影響は大きくモチベーション向上にもつながっているんだと思われますね。

中国、韓国はTOP3をキープしていますが前回大会に比べるとメダル獲得数は大きく下がっています。競技種目が増えている中での結果ですからアジアの他の国々の競技レベルが上がってきたことを示唆している気がします。スポーツの世界ではアジア地域はまだまだですから今大会を活かして全体のレベルアップを目指してほしいです。

それ以外で目立ったのは開催国インドネシアの躍進ですね。前回大会17位から4位へジャンプアップ!金メダルも前回の4個→31個と大幅に増加しています。選手の頑張りだけでなく地元の応援も大きかったと思われます。

国際スポーツ大会での開催国躍進を検証

 

続いてMVP。

今回のアジア競技大会はスポンサーの関係で当初MVPを制定しない方針でしたが・・急遽設定されました。そしてそのMVPを競泳の池江璃花子さんが受賞しました!MVP賞が制定された1998年バンコク大会以来女子選手では史上初の快挙です。その活躍はもはや語る必要もないくらい報道されてますよね。
アジア大会MVPの選手は2年後のオリンピックで金メダルを獲得する確率も高いので池江選手のオリンピックでの活躍は約束されたも同然ですよ。

池江選手オメデトウ(^▽^)ゴザイマース

 

競技別前回大会との比較

今大会の日本選手団の躍進は前述のとおりですが競技別で見るとどうなんだろう?気になったので前回大会と比較してみました。

※全競技の比較は多すぎるので今回or前回大会で金メダルのあった競技種目で比較しております。

競技種目別メダル獲得数
競技種目 今大会獲得メダル数 前大会獲得メダル数
総数 総数
水泳・競泳
19
20
13
52
12
21
13
46
柔道
9
3
1
13
6
4
5
15
陸上競技
6
2
10
18
3
12
8
23
空手道
4
0
2
6
3
1
3
7
セーリング
4
0
0
4
0
3
1
4
スケートボード
3
2
0
5
-
-
-
-
馬術
3
1
0
4
0
3
0
3
トライアスロン
3
0
0
3
3
2
0
5
自転車
3
3
4
10
2
3
4
9
ソフトテニス
2
1
1
4
0
2
1
3
カヌー
2
1
2
5
3
1
3
7
フェンシング
2
0
6
8
1
1
0
2
ボウリング
2
0
0
2
2
1
0
3
ゴルフ
2
0
0
2
0
0
0
0
ホッケー
2
0
0
2
0
0
0
0
レスリング
1
3
6
10
4
3
4
11
バドミントン
1
1
4
6
0
1
1
2
スポーツクライミング
1
1
1
3
-
-
-
-
サッカー
1
1
0
2
0
1
0
1
パラグライディング
1
1
0
2
-
-
-
-
ラグビー
1
1
0
2
1
1
0
2
ボート
1
0
2
3
1
2
0
3
アーチェリー
1
0
1
2
0
0
1
1
ソフトボール
1
0
0
1
1
0
0
1
体操・体操競技
0
3
3
6
4
3
3
10
テニス
0
0
4
4
1
0
6
7

※赤字は東京オリンピック実地競技

前回銀メダルだった競技種目の金メダル獲得増が目立っていますね。〇〇年ぶりの金メダル、新種目での金メダルが目立った大会でしたので2年後の東京オリンピックに向けて期待の持てる競技種目も多くなったと感じますよね。

 

見える課題そして東京オリンピックへ

前述してきたように今回のアジア競技大会は総合的に大躍進と言えそうです。これで東京オリンピックも期待できる!と思えそうですが一方で課題が見えてきた競技も。

 

その中でもやはり残念だったのは女子レスリングと体操ですかね。この2競技はこれまでアジア競技大会のみならずオリンピックでも結果を残してきました。それが今大会両競技とも金メダルゼロ。主力選手ではなかったとの声もありますが主力でなくても結果を残してきた競技ですからそれは言い訳ですよね。両競技に共通していることは主力選手の高年齢化(競技レベルでの話ですが)による世代交代が上手くいかないことと協会・選手間のゴタゴタ。現在体操の宮川選手の問題が世間を賑わしていますが、女子レスリングも今年栄前強化本部長のパワハラ問題が浮き彫りになりました。協会と選手の間に問題がある状態で良い結果が出るでしょうか?

企業でも管理職と一般社員との間に確執があればうまくいかないものです。ましてスポーツではより二人三脚が求められるはず。このような状態では今回の結果も仕方ないと思ってしまいますよね。

 

また、協会だけではなく選手のモラルにも問題が出てしまいました。そうバスケットボール選手の問題です。バスケットボールの4選手が起こしたことは責任が著しく欠如していたと言わざるを得ない話ですよね。模範であるべき日本代表選手が問題を起こすことは競技イメージの悪化にもつながりますし、日本スポーツそのものにも影響が出てしまいます。特に男子バスケットボールは開催国なのに東京オリンピックへの出場が協議されている微妙な状況。今回のことが影響しないことを祈っております。

 

浮き彫りになった問題は当然よいことではありませんが見方を変えればチャンスにもなりえます。この問題をうまく改善することができれば好結果につながるはずです。ピンチはチャンスの裏返し。この2年間が本当に大切になるので関係者の皆様よろしくお願いします!

 

まとめ

アジア競技大会の結果をうけて日本選手団の山下団長も『大切なのはこの結果をいかに東京オリンピックにつなげていくかだ。』と述べているように好結果が出ているからと満足してはいけないですよね。逆に残念な結果に終わった競技も課題がはっきりしたことを東京オリンピックにつなげればいいということです。

 

これは私たちの日常にも通ずるものでスポーツは模範になることもたくさんあります。東京オリンピックも開催されますし、皆さんももっとスポーツに注目してみてはいかがでしょうか?