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近づく2018年凱旋門賞!注目の出走予定馬、日本馬を紹介してみる。

9月になりましたが相変わらず暑い日が続いております。これからの時期、競馬ファンにとっては秋のG1レースに向けて楽しみなレースがたくさん行われますよね。今年はアーモンドアイが史上5頭目の牝馬3冠馬となるかに注目が集まっています。そして中央競馬だけでなく海外競馬でもこの時期気になるレースがありますよね。

そうです凱旋門賞です!これまで数々の日本馬が挑んできたがまだ見ぬ頂き。今や日本競馬の悲願ともなっております。今年も日本からクリンチャー号が参戦予定です。

 

凱旋門賞

☟昨年の勝ち馬エネイブル☟

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引用:https://world.jra-van.jp/news/N0002010/

 

凱旋門賞(Prix de l'Arc de Triomphe)はフランスのロンシャン競馬場で毎年10月第1日曜日に開催されるフランス最大級のレースです。距離は芝2400mで行われ今年は10月7日に行われます。昨年、一昨年はロンシャン競馬場が改修工事のためシャンティ競馬場で行われておりましたので2015年以来久々にロンシャンに戻ってくる形ですね。また、凱旋門賞は斤量差が大きく(3歳56㌔、4歳以上59.5㌔、牝馬1.5㌔減)3歳馬や牝馬の優勝馬が目立っています。

昨年2017年の凱旋門賞は3歳牝馬エネイブル(enable)が2:28.69のタイムで優勝。2着馬クロスオブスターズに2.1/2差をつけて圧勝しました。

 

2018年の有力馬は?

当初最有力候補にあがっていた馬は2頭。昨年の勝ち馬エネイブルと昨年英チャンピオンSの勝ち馬でG1競走3連勝したクラックスマンです。しかし現状この2頭が春に順調さを欠いた事で主役不在の混戦模様になっております。この2頭を含め有力馬となりそうな馬を5頭ほど紹介してみます。

 

シーオブクラス(Sea of Class) 3歳牝馬

W.ハガス厩舎 主戦:J.ドイル騎手
父:Sea the Stars
母:Holy Moon(母父:Hernando)
通算成績:5戦4勝(9/1現在)
主な勝ち鞍:ヨークシャーオークス(G1・2018年)、愛オークス(G1・2018年)

現在愛オークス、ヨークシャーオークスとG1競走を2連勝中。ブックマークで1番人気になっているのがこの馬。前走のヨークシャーオークスでは古馬との初対戦でしたがキングジョージVI&QES3着のコロネット以下を破っており現段階では最有力といっても過言ではありませんね。凱旋門賞の登録をしていないので追加登録料を払わないと出走できない点だけが気がかりではあります。

 

エネイブル(Enable) 4歳牝馬

J.ゴスデン厩舎 主戦:L.デットーリ騎手
父:Nathaniel
母:Concentric(母父:Sadler's Wells)
通算成績:8戦7勝(9/1現在)
主な勝ち鞍:凱旋門賞(G1・2017年)、ヨークシャーオークス(G1・2017年)、キングジョージVI&QES(G1・2017年)、愛オークス(G1・2017年)、英オークス(G1・2017年)

順調に来ていればこの馬が間違いなく最有力だったハズ。昨年の凱旋門賞を含めG1競走5連勝、しかもその全てを圧勝しました。昨年の凱旋門賞以来の復帰戦は9月8日のセプテンバーS(G3・AW2400m)の予定。春シーズンを怪我で棒に振ってしまいましたが復帰戦次第では改めて最有力候補になる可能性も高いですね。

 

クラックスマン(Cracksman) 4歳牡馬

J.ゴスデン厩舎 主戦:L.デットーリ騎手
父:Frankel
母:Rhadegunda(母父:Pivotal) 
通算成績:10戦7勝(9/1現在)
主な勝ち鞍:コロネーションC(G1・2018年)、ガネー賞(G1・2018年)、英チャンピオンS(G1・2017年)、ニエル賞(G2・2017年)、グレートヴォルティジュールS(G2・2017年)

今年のコロネーションCまでG1競走3連勝を含む5連勝をした時は最有力と見られていましたがプリンス・オブ・ウェールズSで2着に。その後出走予定だったキングジョージVI&QESを回避。そこからぶっつけ本番で凱旋門賞に出走することになりそうなのでその辺がどうなるか注目です。

 

ポエッツワード(イギリス)5歳牡馬

M.スタウト厩舎 主戦:J.ドイル騎手
父:Poet's Voice
母:Whirly Bird(母父:Nashwan)
通算成績:17戦7勝(9/1現在)
主な勝ち鞍:キングジョージVI&QES(G1・2018年)、プリンス・オブ・ウェールズS(G1・2018年)、ブリガディアジェラードS(G3・2018年)

本年のプリンス・オブ・ウェールズSとキングジョージVI&QESの優勝馬。キングジョージVI&QESでは同厩舎のクリスタルオーシャンを首差競り落として優勝。3着馬にはそこから9馬身の差をつけています。前走のエクリプスSではロアリングライオンに敗れましたが2400mの方があっていそうなので凱旋門賞でも怖い存在です。

 

ラーティダー(Lah Ti Dar) 3歳牝馬

J.ゴスデン厩舎 主戦:L.デットーリ騎手
父:Dubawi
母:Dar Re Mi(母父:Singspiel)
通算成績:3戦3勝(9/1現在)
主な勝ち鞍:なし

今年の凱旋門賞最大の惑星馬。過去3戦全てを圧倒的な力で優勝。前走の準重賞ガルトレスSでは2着に10馬身差の圧勝でした。重賞未出走、強敵と未対戦と課題はありますが血統背景からも要注目の牝馬です。ヴェルメイル賞から凱旋門賞制覇を狙うようです。

 

こうして見るとL.デットーリ騎手とJ.ドイル騎手が主戦の馬ばかり。彼らの選んだ馬こそ最有力なのではないでしょうか。

 

日本代表クリンチャー

今年の日本馬は1頭。少し淋しいですね(・ω・`)

 

クリンチャー 4歳牡馬

宮本博厩舎 武豊騎手
父:ディープスカイ
母:ザフェイツ(母父:ブライアンズタイム)
通算成績:11戦3勝(9/1現在)
主な勝ち鞍:京都記念(G2・2018年)

G1競走では昨年の菊花賞2着、今年の天皇賞・春3着。京都記念ではアルアイン・レイデオロなど5頭(ミッキーロケットは京都記念の後宝塚記念制覇)のG1を相手に勝利しています。台風の影響で出国が1日遅れるアクシデントはあったものの順調のようです。9月16日のフォア賞をステップに日本馬の悲願に挑戦します。

 

これまで日本馬は20頭もの馬が凱旋門賞に挑戦。オルフェーヴル、エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタの2着が最高です。あのディープインパクトでさえ優勝できませんでした。相手は強敵ぞろいですが頑張って欲しいですね。

 

最後に

9月1日現在だとこんな感じです。これから始まる前哨戦で勢力図がガラッと変わる可能性もありますが注目馬はこんなところでしょう。有力出走馬が順調でないこともあり混戦模様の2018年凱旋門賞。ステップレースでの結果が重要になりそうです。

日本馬としてはクリンチャーだけでなく同日のフォレ賞にジェニアルが出走するかもしれません(9月16日のパン賞次第のようですが)。出走となれば楽しみが増えますよね。また凱旋門賞が近づいてきたら最新情報を書きたいと思います。日本馬の活躍を応援していきましょう!