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フォア賞にアイリッシュチャンピオンステークス。今週は海外競馬が熱い!

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海外競馬の話題

暑さも和らいできて秋らしくなってきました。以前にもお話ししたとおりこの時期は競馬好きにとって待ちに待った季節です。国内のトライアルレースだけでなく海外競馬も熱いこの時期。先週9月8日には昨年の凱旋門賞馬エネイブルが復帰戦を勝利、凱旋門賞連覇に向け強さを見せつけました。

今週末も注目のレースが目白押し!その中でも特に注目度の高い2レースを中心に海外競馬について取り上げてみますネ。

 

フォア賞

今週最大の注目はこのレースですよね。10月7日に行われる凱旋門賞のステップレースで日本からクリンチャーが出走します。過去にはオルフェーヴルやエルコンドルパサーが優勝しておりその後の凱旋門賞でも好走しています。凱旋門賞と同じ条件で施行されることもあり重要なステップレースの一つとなっています。例年頭数の少ないレースでもあり今年も9月14日現在の登録馬は6頭。その中で注目の馬をご紹介します。

 

クリンチャー 4歳牡馬

宮本博厩舎 武豊騎手
父:ディープスカイ
母:ザフェイツ(母父:ブライアンズタイム)
通算成績:11戦3勝(9/14現在)
主な勝ち鞍:京都記念(GⅡ・2018年)

今年の日本代表です。GⅠ競走は未勝利ですが今年の京都記念では昨年の日本ダービー馬レイデオロや今年の宝塚記念勝ち馬ミッキーロケットなどのGⅠ馬に勝利しています。この京都記念や2着になった昨年の菊花賞が重馬場だったこともあり、ロンシャンの重たい馬場に合うのではないかと期待されていますよね。調教過程を見ている限りでは順調そうですし凱旋門賞につながるレースをしてほしいと思っています。

ヴァルトガイスト(Waldgeist) 4歳牡馬

A.ファーブル厩舎 主戦:P.ブドー騎手
父:Galileo
母:Waldlerche(母父:Monsun) 
通算成績:12戦5勝(9/14現在)
主な勝ち鞍:サンクルー大賞(GⅠ・2018年)、クリテリウムドサンクルー(GⅠ・2017年)、シャンティ大賞(GⅡ・2018年)、エドゥヴィユ賞(GⅢ・2018年)

クリンチャーの1番のライバルになりそうなのがこの馬。前走のサンクルー大賞を含め現在3連勝中です。3走前には今回と同じロンシャン2400mのGⅢエドゥヴィユ賞も勝利していますし強敵となりそうです。

タリスマニック(Talismanic)5歳牡馬

A.ファーブル厩舎 主戦:M.バルザローナ騎手
父:Medaglia d'Oro
母:Magic Mission(母父:Machiavellian)
通算成績:19戦7勝(9/14現在)
主な勝ち鞍:ブリーダーズCターフ(GⅠ・2017年)、モーリスドニュイユ賞(GⅡ・2017年)

昨年のブリーダーズCターフ優勝馬です。前走のドバイワールドCはダートが全く合わず大敗しましたが得意の芝2400m戦なら油断できない馬ではないでしょうか。

 

その他にも昨年の愛ダービー勝ち馬カプリや昨年の凱旋門賞2着のクロスオブスターズなど少頭数ながらそこそこ粒ぞろいです。しかし近走結果が出ていない馬も多いですからクリンチャーには日本馬の底力を見せてほしいと願っています。

 

9/14 枠順が発表になりました!

フォア賞(GⅡ)
馬番 ゲート番 馬名 騎手 調教師
1
2
ウェイトゥパリス
イタリア
C.デムーロ
A.マルチャリス
2
4
クロスオブスターズ
フランス
v.シュミノー
A.ファーブル
3
3
ヴァルトガイスト
フランス
P.ブドー
A.ファーブル
4
6
クリンチャー
日本
武豊
宮本博
5
1
カプリ
アイルランド
W.ローダン
A.オブライエン
6
5
タリスマニック
フランス
M.バルザローナ
A.ファーブル

 

アイリッシュチャンピオンステークス

今週のレースの中で個人的に一番注目しているのがこのレース。英2000ギニー勝ち馬サクソンウォリアー仏ダービー馬スタディオブマンが激突します。競馬好きならご存知のとおりこの2頭はディープインパクト産駒。海外クラシックを制覇した時も驚きましたが、まさかその2頭の日本生産馬がアイリッシュチャンピオンステークスで一緒に走るなんて。感無量ですよね~日本競馬も世界に近づいた証の一つではないでしょうか。

ワンツーフィニッシュを決めて欲しいと思っているのですが強敵が1頭、そうロアリングライオンですよ。前走の英インターナショナルステークスでは2着のポエッツワードに3.1/4馬身差の圧勝でした。サクソンウォリアーも同レースに出走していたのですが4着に敗れています。

前走のレースを見る限りロアリングライオンに勝つのは至難の技かもしれませんがディープインパクト産駒の2頭には頑張って欲しいです。グリーンチャンネルでも放映して欲しかったなぁ~

 

サクソンウォリアー(Saxon Warrior)3歳牡馬

A.オブライエン厩舎 R.ムーア騎手
父:ディープインパクト
母:Maybe(母父:Galileo)
通算成績:8戦4勝
主な勝ち鞍:英2000ギニー(GⅠ・2018年)、レーシングポストT(GⅠ・2017年)、ベレスフォードS(GⅡ・2017年)

スタディオブマン(Study of Man)3歳牡馬

F.バリー厩舎 S.パスキエ騎手
父:ディープインパクト
母:Second Happiness(母父:Storm Cat)
通算成績:5戦3勝
主な勝ち鞍:仏ダービー(GⅠ・2018年)、グレフュール賞(GⅡ・2018年)

ロアリングライオン(Roaring Lion)3歳牡馬

J.ゴスデン厩舎 O.マーフィー騎手
父:Kitten's Joy  
母:Vinnet(母父:Street Sense)
通算成績:10戦6勝
主な勝ち鞍:英インターナショナルS(GⅠ・2018年)、エクリプスS(GⅠ・2018年)、ダンテS(GⅡ・2018年)、ロイヤルロッジS(GⅡ・2017年)

 

その他注目レース

上記2レース以外にも今週は注目のレースがたくさんあるんです!注目の出走馬をふまえ4レース程紹介します。

英セントレジャー

少し前までは注目されてなかったレースですが、ある馬が出走することで大注目のレースになりました。その馬とはラーティダーです。前走の準重賞ガルトレスSでは2着に10馬身差をつけて圧勝。母はあのブエナビスタをドバイシーマクラシックで破ったダーレミという超良血です。ヴェルメイユ賞に出走する話もありましたが本競走にエントリーしてきました。シンプルヴァーズ以来の牝馬の勝利となるでしょうか?

メイトロンステークス

ジャックルマロワ賞でGⅠ4連勝を飾ったアルファセントーリが出走します。ジャックルマロワ賞は日本でも馬券発売があったのでこの馬のことをご存知の方も多いのではないでしょうか?前走2着だったレコレトスが先日のムーランドロンシャン賞を優勝したことから更に評価が高まっています。今マイル路線で一番強い馬かもしれませんね。

ヴェルメイユ賞

前述したラーティダーが回避したことによりレースレベルは下がりましたがこのレースには超良血馬が登録しています。父フランケル×母ザルカヴァのザルカミヤです。父母あわせて21戦無敗GⅠ15勝というとんでもない両親です。ザルカミヤ自身はまだ2勝馬で重賞も勝っていませんがGⅠの大舞台で両親のDNAが目覚めるかもしれませんよ。

パン賞

日本馬のジェニアルが出走します。ジャックルマロワ賞は回避することになりましたがその後は順調に来ている様子。結果によっては凱旋門賞と同日に行われるフォレ賞(GⅠ)に出走するとのことなのでクリンチャー共々頑張ってほしいですよね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?どうしても日本馬が出走しないと注目度が低くなってしまう海外競馬ですが実は魅力がたっぷりあるんです。今週は日本生産馬も多数出走しますし10月には凱旋門賞も行われます。今週を機会に是非皆さんも海外競馬に目を向けてみてはいかがでしょうか?