2019年 オーシャンS・チューリップ賞・弥生賞の結果を振り返る
第14回オーシャンSの結果&回顧
第14回オーシャンS(GⅢ)
1着 ⑭モズスーパーフレア
2着 ⑫ナックビーナス
3着 ⑥ダイメイフジ
優勝したのは1番人気のモズスーパーフレアでした。スタートからハイペースで逃げる形でしたが、勝負どころで後続との差を広げると直線へ入ってからも脚色は衰えることなく余裕を持って逃げ切りました。これまでのレースでは斤量に恵まれている感もありましたが今回のレースを見ると力をつけている印象で次走予定のGⅠでも楽しみな存在です。
2着は3年連続となるナックビーナス。好スタートから2番手に付けあとは前を交わすだけの完璧なレースでしたが今回は勝った馬が強かったですね。3着以下には2馬身半もの差をつけていますし前哨戦としては十分の内容だったと思います。
3着に入ったのは昨年の3着馬ダイメイフジ。道中は中団でレースを進め直線では上手く内に潜り込みました。コース相性を活かした良い競馬でしたが上位2頭とは少し力差があるような印象です。
個人的な予想結果
◎ ナックビーナス 2着
○ エスティタート 6着
✩ ダイメイフジ 3着
◎2着✩3着でしたが勝ち馬を予想できず…
◎ナックビーナスはまたも2着。レースぶりとしては負けて強しの内容ですし今回は勝ち馬を素直に褒めるしかないですね。○エスティタートは展開が向かなかった印象。今回が引退レースになるようですし良い子供を産んで欲しいものです。✩ダイメイフジはこの馬なりのレースは出来たと思います。連闘で結果を出すあたり間隔を詰めてレースをした方が良さそうなタイプです。
第26回チューリップ賞の結果&回顧
第26回チューリップ賞(GⅡ)
1着 ①ダノンファンタジー
2着 ⑬シゲルピンクダイヤ
3着 ⑦ノーブルスコア
優勝したのは1番人気のダノンファンタジー。好スタートからすぐに折り合い道中は3番手。直線では前が詰まり追い出しを待たされましたが進路を確保すると鋭い伸び脚で快勝しました。逃げ馬が不在ということもあり道中はスローペースでしたが特に入れ込むこともなく完成度の高さが目立ったレースでした。これで4連勝、主役としてクラシックへ挑みます。
2着は後方から追い込んだシゲルピンクダイヤ。スタートはあまり良くなく最後方に近い位置からのレース。直線では大外から鋭い末脚で2着に入りました。直線で少し進路を確保するのに時間がかかっておりそれがなければもう少し際どい競馬になっていたかもしれません。ただ臨戦過程で順調さを欠いた中でのこのレースだけに本番は楽しみです。
3着はこちらも最後追い込んだノーブルスコア。内から鋭い伸び脚で桜花賞の優先出走権を確保しました。これでオープンレースで3戦続けて3着、相手なりに走るイメージですし桜花賞でも軽視するのは危険かもしれませんね。
個人的な予想結果
◎ ダノンファンタジー 1着
○ シェーングランツ 5着
✩ マルモネオフォース 7着
◎が1着も他は着外…
◎ダノンファンタジーは3歳牝馬とは思えないくらい完成度が高いですね。今回のレースぶりを見ると桜花賞も通過点としてしまうかもしれません。○シェーングランツは4コーナーあたりからチグハグな競馬。若さが出てしまった感じですが調教過程もあまり良くなかったようですし本番での巻き返しを期待です。✩マルモネオフォースは中団のラチ沿いからレースを進めましたが直線伸びず。現状では力が足りなかったようですね。
第56回弥生賞の結果&回顧
第56回弥生賞(GⅡ)
1着 ⑩メイショウテンゲン
2着 ⑤シュヴァルツリーゼ
3着 ⑧ブレイキングドーン
優勝したのは8番人気のメイショウテンゲン。レースでは中団外目につけ4コーナーから抜群の手応えで直線へ。前の馬が重い馬場で伸び悩む中、1頭だけ突き抜ける競馬でした。鞍上の池添騎手もレース後に話していた通り馬場が味方した感はありますが血統的に今後がさらに楽しみになるレースぶりでしたね。
2着は6番人気のシュヴァルツリーゼ。スタートで出遅れましたが道中は無理をせず直線勝負。2戦目の競馬としては十分な結果だと思います。馬場の影響もあってタイムが早くならなかったのも良かったかもしれません。
3着は4番人気のブレイキングドーン。こちらも道中は後方でレースを進め直線脚を伸ばす競馬でした。外伸びの馬場だったことも結果に結びついた感じです。しかしながら本番で結果を出すにはもう少し力をつけて欲しい感じです。
個人的な予想結果
◎ カントル 5着
○ ラストドラフト 7着
✩ サトノラディウス 6着
3頭ともイマイチな結果に…
◎カントルはラチ沿いから脚を伸ばしましたがジリジリとしか伸びず。この馬場が合わなかった面もありますが重賞で戦うにはもう少し力をつける必要がありそうです。○ラストドラフトは押し出されるように先頭で競馬をしましたが踏ん張りがきかず。乗り慣れた騎手でなかった面も結果に出たかもしれません。✩サトノラディウスは3コーナーからついていけず。馬場が合わなかった面もありますがまだまだ馬が若くこれからの成長に期待したいところです。