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2018年にアラフォーの私がマイナンバー実務検定2級に独学で一発合格した勉強法

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マイナンバー拡がる

2016年1月以降、税や社会保障・災害対策等の行政事務で実用化されているマイナンバー。多くの方は制度が始まってからもあまり意識することなく過ごしているのではないでしょうか?しかし今年に入り政府がスマートフォンへの機能搭載へ向けて法改正を検討したり、企業による税・社会保険科関連の書類作成や提出を不要にする検討に入るなど動きを見せています。

そんなマイナンバー制度を理解し、適正な取り扱いをするための検定試験がマイナンバー実務検定。私が2018年3月に受験し合格した独学勉強法を公開します。

 

マイナンバー実務検定

試験概要
試験日程
年4回(6月・9月・12月・3月)
試験形式
マークシート式(4択)
試験時間
1級:120分 2級:90分 3級:60分
問題数
1級:80問 2級:60問 3級:50問
合格点
1級・2級:80%以上 3級:70%以上
受験料(税抜)
1級:10,000円 2級:8,000円 3級:6,000円

・3級では、日常生活におけるマイナンバー制度の仕組みや利点、マイナンバー法や個人情報を理解し、どのように情報を護っていくかが焦点。一般人レベル。

・2級では、企業や団体で実務においてマイナンバーを適法に取り扱うための注意点、ガイドラインで示された内容を十分に理解することが焦点。指導者や管理者レベル。

・1級では、従業員の教育や指導にあたる方々が、従業員が法を守り安全管理処置を適切に講じているかを監督できるよう高度な法と安全管理について理解することが焦点。実務者レベル。

 

今回私が受けたのは2級。管理職の立場だとこのくらいは勉強した方がいいのかな?って感じで決めました。資格の価値ってだいたい2級以上のイメージもありますしね。

 

独学で使用したテキスト

☟まずは公式テキスト

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マイナンバー法とはどのような法律なのかを解説しています。マイナンバーが利用される場所や対象者、行政機関と民間機関での取り扱い方法の違いなどの基礎理解から個人情報保護法との比較、違いも記載されています。検定を受験される方だけでなく実務(総務・人事・経理)でも役立つ知識が習得できます。

 

☟使用した問題集

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実務検定に特化した問題集。解説もあわせて記載されてますのでわからない問題もすぐに内容を確認できます。他にこれといった問題集がないのと主催元推奨のためこちらを撰びました。

 

勉強期間・方法

受験を決めたのは試験日から約2ヶ月前くらい。1日の勉強時間は約1-2時間(仕事しながらだとこれくらいの時間しか取れません)。休日の勉強時間もあまり変わらなかったのでトータルで約60~70時間といったところでしょうか。

勉強方法の前に注意事項を一つ。民間資格ということもあるのかテキストを置いてる本屋が少ないです。しかもECサイトでも在庫切れになっていることが多い・・・ですので早めにテキストを購入しておくorメルカリ等のフリマサイトで中古本を購入することをおすすめします。ちなみに私はこのことを知らなかったので受験を決めてからテキストを手に入れるのに約10日かかりました。

 

では勉強方法を。私のスタイルは理解しているところは勉強しないという当たり前のスタイル?です。勉強期間の前半は理解している内容を探す作業といってもいいかもしれません。

1.公式テキストを流し読み(約10時間

当然ですが最初テキストを読んでも分からないことだらけ。ここでしっかりと読み込む人が多いかもしれませんが分からない状態で知識を得るのは必要以上に時間がかかる。最初は大筋を理解すれば大丈夫だと思います。私は通勤電車の中でササッと読んだ感じです。

2.問題集を解く(1回目、約10時間)

こちらもテキスト同様しっかりとやりません。問題を見て解答を考えるのですが時間はかけないで大丈夫です。ただ解答が正解でも間違っていても解説を流し読みするようにしましょう。この頃はほとんど間違いますww

3.問題集を解く(2回目、約15時間)

今回は間違ったところをチェックしておくことが大切。問題に対しても1回目よりしっかりと読み込みますね。1.2を行ったことで朧げながら知識はついてます。ここで間違った問題は=苦手分野(理解しにくい分野)になりえます。

4.間違った問題のみテキストを読み込む(約10時間)

理解できていない内容だけしっかり読みます。資格試験において理解しているところに時間を割くのは無駄だと考えます。1~3は勉強の準備段階で勉強するところを絞るためにするといったところでしょうか。とくにマイナンバー実務検定は試験範囲から満遍なく問題が出ていたようですので重点的に勉強する項目はなかった感じです。

5.問題集を解く(3回目、約10時間)

2回目と同じようにここも間違ったところにチェックを入れます。この時2回目〇3回目✖という問題も出てくると思います。このタイプはたまたま答えが合ってた可能性もあるので要注意です。この段階でだいたい7~8割の正答率になりますね。

6.間違った問題のテキスト読み込み→正解するまで問題を解く(約10時間)

ひたすらに繰り返すだけ。自分が弱いと感じるところを含めてもいいと思います。

7.試験時間で問題を解いてみる(今回は2級なので90分)

自分が1問にどれくらいの時間をかけているかがわかります。時間の感覚をつかむことは試験本番では重要ですからね。試験形式の過去問があればいいのですが見当たりませんでした。

 

ポイントは1~3に時間をかけすぎないこと。4択問題なので完璧に覚えてなくても解ける問題は多く存在します。もし勉強時間に余裕があるなら全問題を解き直せば理解できてないところがさらに鮮明になるハズです。全試験範囲を100%覚えるのではなく80~90%満遍なく覚えることが合格への近道です。

 

最後に

私の勉強スタイルではテキストの読み込みはあまり重要視していません。資格試験は過去問題と似た傾向にあることが多いのでテキストを読むより問題を解くを重要視した方が点数につながると思います。ただ、本来は資格の取得より内容理解が大切なのでそういう意味では向いてない勉強法かもしれませんね(゚Д゚)ノオイ

 

マイナンバー法は個人情報保護法に精通するところが多いので、知識の残ってるうちに個人情報保護士の資格にステップアップすることをおすすめします(私もそうしました)。ちなみに合格すると合格カードが届くんですがどこかにイってしまいました・・・個人情報保護士はあるのにΣ(|||▽||| )

法務知識の乏しいアラフォーでも取れましたしきっと皆さんも取得できると思います。私の勉強法が誰かの役に立ったら嬉しいです。