第23回秋華賞を勝手に予想&結果を振り返ってみる
牝馬三冠レース最終章!
明日10月14日は第23回秋華賞。うら若き3歳牝馬達による秋の世代最強馬決定戦です。今年は週中にも述べたように三冠牝馬誕生なるかが注目されています。春には規格外のレースぶりで桜花賞・オークスの2冠を制したアーモンドアイ。果たして史上5頭目の牝馬三冠達成となりますでしょうか?
出走馬
枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 前日人気/オッズ |
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①
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1
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ラテュロス
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秋山真一郎
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13番人気 / 145.9
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2
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カンタービレ
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武豊
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3番人気 / 15.3
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②
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3
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スカーレットカラー
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岩田康誠
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出走取消
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4
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ランドネ
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戸崎圭太
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8番人気 / 82.8
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③
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5
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サラキア
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池添謙一
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5番人気 / 21.2
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6
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パイオニアバイオ
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柴田善臣
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9番人気 / 90.5
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④
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7
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ラッキーライラック
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北村友一
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2番人気 / 10.3
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8
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トーセンブレス
|
藤岡佑介
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11番人気 / 102.9
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⑤
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9
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サトノガーネット
|
浜中俊
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16番人気 / 232.7
|
10
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オールフォーラブ
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幸英明
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12番人気 / 139.5
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⑥
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11
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アーモンドアイ
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C.ルメール
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1番人気 / 1.1
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12
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オスカールビー
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川須栄彦
|
15番人気 / 222.5
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⑦
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13
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ミッキーチャーム
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川田将雅
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4番人気 / 16.9
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14
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ゴージャスランチ
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横山典弘
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10番人気 / 97.5
|
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15
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ハーレムライン
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大野拓弥
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17番人気 / 257.4
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⑧
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16
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プリモシーン
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北村宏司
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6番人気 / 28.1
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17
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サヤカチャン
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高倉稜
|
14番人気 / 203.8
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18
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ダンサール
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M.デムーロ
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7番人気 / 28.8
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3番のスカーレットカラーが出走取消のため出走馬は17頭。牝馬三冠を狙うアーモンドアイは6枠11番と真ん中に近いポジションから出走します。9番サトノガーネット、12番オスカールビー、14番ゴージャスランチ、18番ダンサールの4頭が4/8の抽選を突破しています。
予想
◎アーモンドアイ
今回は願望も込めてこの馬から。春は桜花賞、オークスともに他馬を寄せ付けずに圧勝、二冠達成となりました。正直能力だけを考えれば頭2つ、3つは抜けていると思います。過去5戦いずれも上がり最速で、特に今年の3戦は上がり2番目の馬に0.7秒、1.0秒、0.7秒差と圧倒的な末脚を持っています。秋華賞の舞台である京都芝2000mは先行有利だが秋華賞自体は差し馬が台頭しやすいですし、追い込み一辺倒の馬ではないので余程のことがない限り差しきりは濃厚でしょう。
不安とされているオークスからぶっつけの臨戦過程だが春も3ヶ月の期間があいての桜花賞制覇。予定通りのぶっつけみたいですしこれは問題ないと考えます。秋華賞の後はジャパンCというローテーションが決まっているのでここは8~9割くらいの仕上げだと思うがそれでも問題ないと信じたい。史上5頭目の牝馬三冠は待ったなしですね。
○プリモシーン
前走では古馬相手に関屋記念を制覇。斤量が軽かったとはいえこの時期に古馬に勝つのは簡単ではなく能力も高いと思う。速い上がりも使えるのでアーモンドアイが前を一掃したあと突っ込んでくる気がする。これまで1600mしか経験していない点は少し気になるけど血統的に大丈夫でしょう。
▲カンタービレ
前走のローズSはルメール騎手がうまく乗った面も大きかったが馬も力をつけている。オークスの惨敗を距離と考えれば重賞2勝馬ですし力は上位グループかと。ペースを読む力が長けている武豊騎手が鞍上ですし前走のように4角先頭の競馬で早めに抜け出せれば上手く粘り込めそう。ちなみ武豊騎手はデビュー年に初代カンタービレに騎乗し勝利しています。31年ぶりにカンタービレとのコンビで勝利できるかもちょっと注目。
△トーセンブレス
前走は先行して見せ場なく15着だったがフケの影響もあったとの話。前走より調子も良さそうで春のように後ろからの競馬ができれば本来の末脚が繰り出せると思う。GⅠで4着2回は力がないとできない芸当ですし軽視はしないほうがいいかも。また秋華賞で2桁人気馬が好走する時はフラワーCで掲示板内の馬がよく来ている。
✩ミッキーチャーム
ここ3戦全てが楽勝とこの夏最大の昇り馬。重賞初挑戦がGⅠというのは厳しい気はするがやや勝負付のついたメンバーより魅力があり期待出来るかも。京都2000mに合う脚質に相性のいい種牡馬。鞍上も調子いいですしあわやのシーンを演出するかも。
×オスカールビー
最大の穴馬はコレ。前走は500万で楽勝、前々走では1000万下で僅差の3着ならそこまで悪くない成績。2000mの持ち時計は出走メンバー中1番で勝ち鞍もアリ。おそらくノーマークでしょうし大逃げしてくれたら面白いと思っている。
結果と感想 10/14 19:40更新
第23回秋華賞の結果
1着 11アーモンドアイ
2着 13ミッキーチャーム
3着 2カンタービレ
アーモンドアイが史上5頭目の牝馬三冠を達成しました!正直強いの一言。道中の位置取りは中団やや後ろの外目。3~4コーナーにかけて他馬が追い始めるところ鞍上のルメール騎手はじっくりと構え直線入口からゴーサイン。仕掛けられると1頭だけ次元の違う脚でミッキーチャームを捉え、あっさりと突き放してしまいました。もう何度も言いますが強い、強すぎます。陣営の話だとこれで80%の出来とのことですから100%の力を出したらどうなるのか気になります。戸愚呂弟みたいな話ですよね(ネタ元わかりますかね?)。この後はジャパンCということですがこの調子ならあっさりと優勝しちゃうかもしれません。
2着はミッキーチャーム。好スタートから先手を主張、道中も無理なくマイペースで進ませ直線入口で突き放すという完璧なレース内容。今回は相手が悪すぎました。思いの外先行争いが激化せず楽に逃げられた面はありますが夏の成績はフロックではなく今後が楽しみな1頭です。
3着はカンタービレ。スタートがあまり良くなく道中ではアーモンドアイと同じような位置取り。直線に向いてから外に出されると33秒台の末脚を繰り出し3着を確保しました。正直予想していたポジションとは違い驚きましたがこの馬も強い競馬だったと思います。外に出すのに手間取ってしまった事を考えると結果的に内枠が災いした感じですね。鞍上の武豊騎手はスプリンターズSに続いてGⅠ3着。やはり大舞台では存在感を見せてくれます。
私の予想馬も振り返ってみます。
◎アーモンドアイ▲カンタービレ✩ミッキーチャームは前述のとおりですのでその他の馬について考察してみます。〇プリモシーンはパドックから入れ込み気味でスタートも後手を踏んでしまいました。道中は最後方に近い位置取りから追走、直線では33秒台の脚を見せましたが7着止まりでした。現在の気性ではやはりマイルくらいの距離が良さそうです。
△トーセンブレスは見せ場なく11着。道中は前走と違い後方に待機しましたが末脚不発、力負けのように見えました。ちょっと成長力に欠ける感じでGⅠでは厳しいかもしれませんね。×オスカールビーは16着。道中は2番手から競馬をすすめましたが直線ではいっぱいになってしまいました。正直もう少し先手を主張してほしかったのですがそれでも力は足りなかったです。
今年の秋華賞は素晴らしいものが見れましたので個人的には満足、リアルタイムで見ることができた三冠牝馬はこれで3頭目です。これまで名牝と呼ばれる馬は多数いましたがその中でもアーモンドアイは最上級クラスの牝馬だと感じます。お父さんのロードカナロアは成長力のあった馬ですしまだまだ強くなりそう。今後は日本にとどまらず世界に羽ばたいてほしいものですよね。あらためてアーモンドアイの関係者の皆様オメデトウ(^▽^)ゴザイマース