第79回菊花賞を勝手に予想&結果を振り返ってみる
混戦の牡馬三冠最終レース!
明日10月20日は第79回菊花賞。3歳牡馬達による三冠レースの最後を飾る伝統の長距離レースになります。今年は前哨戦を勝ったダービー馬ワグネリアンが不在。皐月賞馬エポカドーロは出走しますが週中にも考察したとおり長距離適性の高そうな馬が多く混戦模様と予想されています。
出走馬
枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 前日人気/オッズ |
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①
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1
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アイトーン
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国分恭介
|
17番人気 / 173.7
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2
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グレイル
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岩田康誠
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8番人気 / 17.8
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②
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3
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ブラストワンピース
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池添謙一
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1番人気 / 3.2
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4
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ジェネラーレウーノ
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田辺裕信
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4番人気 / 9.0
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③
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5
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エポカドーロ
|
戸崎圭太
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3番人気 / 5.7
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6
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メイショウテッコン
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松山弘平
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7番人気 / 15.1
|
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④
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7
|
ユーキャンスマイル
|
武豊
|
10番人気 / 28.3
|
8
|
カフジバンガード
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幸英明
|
18番人気 / 198.8
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⑤
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9
|
エタリオウ
|
M.デムーロ
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2番人気 / 4.5
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10
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アフリカンゴールド
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松若風馬
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9番人気 / 23.4
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⑥
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11
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コズミックフォース
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浜中俊
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13番人気 / 87.9
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12
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フィエールマン
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C.ルメール
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6番人気 / 13.6
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⑦
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13
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タイムフライヤー
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和田竜二
|
14番人気 / 89.8
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14
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グロンディオーズ
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J.モレイラ
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5番人気 / 12.5
|
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15
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オウケンムーン
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北村宏司
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15番人気 / 90.2
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⑧
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16
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ステイフーリッシュ
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藤岡佑介
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12番人気 / 67.8
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17
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シャルドネゴールド
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藤岡康太
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16番人気 / 99.6
|
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18
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グローリーヴェイズ
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福永祐一
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11番人気 / 53.7
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今年も伝統の長距離戦はフルゲート18頭。皐月賞馬エポカドーロは3枠5番、新潟記念で古馬を撃破したブラストワンピースは2枠3番になりました。
前に行きたい馬が内枠に揃いましたので意外と隊列はすぐに決まるかもしれませんね。
予想
◎エタリオウ
これまでの成績が1-5-0-4とまだ1勝馬でツメの甘いところはあるがどんな相手、展開でも差のない競馬が出来るのが強み。今年に入り全て2400m戦を使われているとおり陣営は長距離適性を高く見ているようでこの距離であれば力をフルに発揮できそう。メンバー、枠順を見る限りそれなりに流れそうなのでゴール前で差し込んでくるハズ。
〇メイショウテッコン
前走の神戸新聞杯では差のない3着。前に行く馬が何頭かいるが控える競馬もできるのおそらく番手あたりで競馬をしそう。長距離で安定感抜群だった父のように距離が伸びても問題なさそうで春には2400m戦で先のエタリオウに先着している。勝てば松本オーナーは牡馬クラシック完全制覇になるので個人的には頑張ってほしい。
▲アフリカンゴールド
現在2連勝中で前走は他馬を寄せ付けず快勝。距離を伸ばしてから安定した力を出しているので3000mも結構向いてる気がする。菊花賞は夏に結果を出してきた馬が好走することも多く距離適性など考えればこの馬が一番条件に合いそう。
△ブラストワンピース
前走は新潟記念で古馬を一蹴。能力だけ見ればこのメンバーなら一番強いかもしれないが気になるのはやはりローテーション。菊花賞を目指す上で新潟記念を選択した意味がよくわからないので個人的に評価は△まで。
✩グローリーヴェイズ
前走は1600万クラスを1番人気で快勝。開催日やレース展開は違うが人気しているブラストワンピースの新潟記念、グロンディオーズの信濃川特別と同条件で一番速いタイムをマークしている。たしかに血統面では適正に不安はあるがこの人気であれば面白いのでは?
×タイムフライヤー
正直近走を見ると早熟な気もするが菊花賞では突如復活する馬がたまに出てくる。母父ブライアンズタイムは昨年のクリンチャーと同じ。2歳時とはいえGⅠ勝ち馬なので穴としてなら抑える価値あるかも。
結果と感想 10/21 22:30更新
第79回菊花賞の結果
1着 12フィエールマン
2着 9エタリオウ
3着 7ユーキャンスマイル
優勝したのは関東馬フィエールマン。関東馬が菊花賞を制覇するのは2001年のマンハッタンカフェ以来17年ぶりのことです。レースはジェネラーレウーノが好スタート、アイトーンの行き脚がつかなかったこともありすんなりと隊列が形成、予想に反してスローペースの菊花賞になりました。優勝したフィエールマンは中団のやや後ろからレースを進め4コーナーでは先頭グループのすぐ後ろ。切れ味勝負となった直線ではエタリオウをハナ差抑えてゴールを駆け抜けました。わずか4戦での菊花賞制覇は史上最短キャリアでこれからまだまだ成長しそうですし今後が期待されます。
2着はエタリオウ、これで通算6回目の2着ですね。スタートから後方に位置していましたがペースが上がらないのを感じてかデムーロ騎手は少し早めに上がっていきました。直線ではこれまで同様素晴らしい伸びを見せていましたが早めに動いた分勝ち馬に切れ負けしたように見えました。なかなか勝てないところは父譲りですかね(笑)
3着ユーキャンスマイルは優勝したフィエールマンとほぼ同じ位置でレースをすすめていましたが勝ち馬より末脚が劣った感じでした。春からの成長は著しいものでこの馬も今後期待できそうです。鞍上の武豊騎手はこれで3戦続けてGⅠ3着と存在感を見せています。レースを見て思いましたがやっぱり豊さんには金子さんの勝負服が似合いますよね。来週も同じコンビでGⅠ挑戦となりますから頑張ってほしいものです。
私の予想馬も振り返ってみます。
◎エタリオウは前述のとおりですのでその他の馬について考察してみます。〇メイショウテッコンはパドックからうるさいところ見せていました。展開が向かなかった点もありますがスタミナが持たなかった印象ですしもう少し短い距離の方が良さそうです。▲アフリカンゴールドもメイショウテッコン同様展開が向かず12着。切れ味勝負では分が悪かったように見えました。
△ブラストワンピース(4着)✩グローリーヴェイズ(5着)×タイムフライヤー(6着)の3頭は直線で上位馬と同等の末脚を繰り出しましたが勝ち馬より後ろにいた分流れ込んだ感じになりました。もう少し前から競馬ができれば面白かったかもしれませんね。
今年の菊花賞は例年よりも遅いペースで直線勝負となりました。前の馬はもう少しペースをあげて消耗戦に持ち込んだほうが良かった気がしますよね。結果を見れば長距離はやっぱり騎手なんだなぁと実感させられる3分間でした(´・ω・`)