4Kテレビの普及が絶望的とは？元家電販売員の見解

テレビの話です。

皆さんはテレビをどのくらい見ますでしょうか？今や一家に1台どころか一人1台と言っても過言ではないテレビ。日々の情報を得るためや自分の時間をリラックスするためなどさまざまな用途で使われていますよね。そんな生活必需品となったテレビですがインターネット上で気になる話があったので今回はお題にしてみました。

4Kテレビで『４K放送』が見られない？

インターネット上に書かれていた内容は見出しのようなかんじ。うん(？_？)　家電量販店で4Kテレビが普通に売ってるよねって思いませんでした？実は家電量販店で販売している4Kテレビのほとんどは正確には『4K対応テレビ』なんですねぇ。対応っていうところがポイントで放送を受信するためのチューナーと呼ばれるものが付いてないんです。

2011年の夏を覚えてますか？アナログ放送から地上デジタル放送に変わりましたよね。その時に地デジ用の液晶テレビを購入した人も多いと思いますが、持っているブラウン管テレビに箱のようなものをつけた方いませんでした？そう、それがチューナー（当時は地デジ用ですね）なんですよね。

チューナーとはテレビ局から受信した放送電波を映像化するために特定の周波数に同調をとる機械。これがあることで今私たちのテレビに地デジ放送が映ってるってことなんです。つまり4Kチューナーがない4K対応テレビは4K放送を映す力はあるが映像化できないってことです（ﾟдﾟlll）

4Kは地デジと何が違うの？

違いを簡単に言うと4K放送はキレイってこと。数字で表されているんですが細かく言ってもややこしいし、たぶん興味ない方が多いハズ（個人的見解）。数字に興味がある人はググってもらえると助かります(；´∀｀)

キレイに見ることができるっていいテレビだよね、って思うかもですがあくまでキレイに表現できるのは4K放送だけ。地デジ放送は地デジ画質なんですね（それでもアナログ時代よりはキレイですけど）。例えば映像を100表現できるテレビが4Kテレビだとします。で、地デジ放送が70、4K放送が100の表現力だとしたらどっちも100で見られるのではなく地デジは70、4Kは100といった具合です。

身近なところだとDVDとブルーレイの関係と似てますね。テレビ（特に大型サイズ）でみるとDVDに比べてブルーレイの方が鮮明でキレイなのがわかると思います。それはブルーレイの方が表現能力が高くキレイに映るようになってるからなんですよ。

4Kテレビはすぐに必要？

じゃあ4K放送を見るために4Kテレビを買わないと、ってなりそうですが現在の状況では一概にそうとも言えない。なぜなら4K放送は現在BS/CS放送の一部でしかやってないのです。

今後、各地上波放送局も4K放送を配信していく予定ですが、現在は見るに値する番組やコンテンツがあるのかも未知数。テレビ側の需要が微妙なんで各放送局もお金をかけて制作していく価値があるか見定めてるところです。東京オリンピックに向けて普及を狙っていたようですけどそれもどうなることやらという感じですし、番組録画ができないなんてうわさもあります。

という諸々を加味した個人的見解としてはステイがベターかと。

ただ各テレビメーカーが今年の秋~冬に4Kチューナーを出してきそうですし、それによる番組制作サイドの展開によっては早期購入する方がいいかもです。家電には欲しい時が買い時って言葉もありますから欲しくなったら買うのがベストなのかもしれませんねｗｗｗ