2019年 ダイヤモンドS・京都牝馬S・フェブラリーS・小倉大賞典の結果を振り返る
第69回ダイヤモンドSの結果＆回顧
第69回ダイヤモンドS（GⅢ）
1着 ⑩ユーキャンスマイル
2着 ⑧サンデームーティエ
3着 ②カフェブリッツ
優勝したのは断然の1番人気馬ユーキャンスマイル。レースはスタートから押していったサンデームーティエが引っ張る形で少頭数ということもあり道中はスローペースで進みました。勝ったユーキャンスマイルは最後方に近い位置取り。直線に入ると内ラチ沿いから33秒台の末脚で前を抜き去り快勝しました。54㌔と軽量だったこともありますが1頭だけ力が違いましたね。これで3000ｍ以上のレースで3戦続けて3着以内と次走予定の天皇賞・春でも楽しみになる1頭ですね。
2着は逃げ粘ったサンデームーティエ。50㌔の軽量を活かして先手を主張したのが結果につながった印象。江田照男騎手が上手くレースを運びましたね。人気薄の江田照男騎手恐るべしです。
3着に入ったのはカフェブリッツ。前走はフロックではなく長距離適性もありそう。芝はまだ3戦目ですし今後も長距離レースでは注目しておいた方が良さそうな1頭です。
個人的な予想結果
◎ グローブシアター 6着
○ カフェブリッツ 3着
✩ ユーキャンスマイル 1着
○3着✩1着でしたが本命馬が好走できず残念な結果。
◎グローブシアターは直線伸びず6着。前走を見る限りスタミナがありそうに見えましたが直線では完全に脚があがってました。もう少し短い距離で見直したいところ。○カフェブリッツは前述のとおり。長距離レースならまたチャンスがありそう。✩ユーキャンスマイルは1頭だけ力が違いました。スタミナ面を軽視してしまいましたが今の長距離レースはスローになりやすいですし適性より能力を重視してもよかったかもしれません。
第54回京都牝馬Sの結果＆回顧
第54回京都牝馬S（GⅢ）
1着 ⑩デアレガーロ
2着 ⑮リナーテ
3着 ⑬アマルフィコースト
優勝したのは昨年の2着馬デアレガーロでした。レースはスタートで数頭出遅れる中オールポッシブルが先手を主張。デアレガーロは馬群内の6.7番手で折り合い平均ペースで流れます。直線では2番手からレースを進めたアマルフィコーストが粘る中馬群から上手く抜け出し昨年の雪辱を果たしました。気性の荒い馬ですが今回は折り合いもついて良いレースでした。これぐらいの距離があっていそうで今後も注目してみたいと思います。
2着は後方から追い込んだリナーテ。道中は外目のポジションで折り合い、直線ではあわやの末脚でした。サトノダイヤモンドの妹という超良血馬が力をつけてきた感じで今後も期待してみたい1頭です。
3着は2番手から粘ったアマルフィコースト。格上挑戦でしたが以前は重賞で1番人気になったこともある馬でうまく立ち回ればこのくらいやれても不思議ではなかったと思います。今回は坂井瑠星騎手がうまく馬の力を引き出したレースでした。
個人的な予想結果
◎ リバティハイツ 9着
○ カラクレナイ 8着
✩ ワントゥワン 6着
3頭とも掲示板にものらず…
◎リバティハイツは出負けして自分のレースが出来ませんでした。道中もスムーズさを欠いていましたし次走以降見直しは必要かもしれません。○カラクレナイは良いポジションかと思いましたが直線では伸びず。鞍上の話だと内枠の方が良かったようで馬群に入れた方がいいタイプかもしれませんね。✩ワントゥワンは出遅れが響きました。いつもどおり上がり最速の末脚を繰り出しましたがポジションが後ろ過ぎた結果に。良い脚を持ってるだけに残念な結果でした。
第36回フェブラリーSの結果＆回顧
第36回フェブラリーS（GⅠ）
1着 ⑥インティ
2着 ③ゴールドドリーム
3着 ②ユラノト
2019年最初のGⅠを優勝したのは1番人気のインティ。スタートして他に行く馬がいないと見るや先頭を主張。武豊騎手が絶妙のペースでレースを作り、直線に入ると2番手以下を突き放します。最後ゴールドドリームに詰め寄られますが着差以上に余裕を持っての勝利でした。これで7連勝とダート界に新たなる新星。今後の楽しみはvsルヴァンスレーヴ。どんなレースになるか今からワクワクします。
2着はゴールドドリームでさすがGⅠ馬という走りでした。道中は先行勢のすぐ後ろにつけ直線で前が開いてからの脚は秀逸でした。3着以降を4馬身離しており負けて強しの内容。今回は武豊騎手のペース配分に負けた感じでまだまだ衰えはなさそうです。
3着はユラノト。前走の根岸S同様内枠をうまく活かし好位から粘り込みました。上位2頭とは少し差はありそうですがすぐに重賞を勝てそうな気がします。
また、注目のコパノキッキングと藤田菜七子騎手ですが道中は最後方を追走、直線では大外を追い上げ5着でした。距離に不安もあり後方からの競馬を選択したようですがペースが遅すぎました。藤田菜七子騎手は初GⅠにしては落ち着いた騎乗ぶりでしたしこの経験を今後に活かしてまずは重賞制覇を目指してほしいです。
個人的な予想結果
◎ ゴールドドリーム 2着
○ ユラノト 3着
✩ インティ 1着
着順は少し違いますが3頭が3着を占める準パーフェクトの結果。クイーンC以来ですねヽ(*´∀｀)ノ
◎ゴールドドリームは負けて強しの強い競馬。やはり東京1600ｍは走りますしまだまだ一線級の力はあります。インティ、ルヴァンスレーヴとの再戦は楽しみです。○ユラノトはイメージしていた通りのレースをしてくれました。上位2頭とは現状力差は感じますがまだまだこれからの馬。次走以外も期待したいですね。✩インティは直線では手前を変えずにあの脚ですから相当強いですね。武豊騎手のエスコートも見事でした。ルヴァンスレーヴとの対決が本当に楽しみです。
第53回小倉大賞典の結果＆回顧
第53回小倉大賞典（GⅢ）
1着 ⑫スティッフェリオ
2着 ③タニノフランケル
3着 ①サイモンラムセス
優勝したのはスティッフェリオでした。レースはスタートでマルターズアポジーが出遅れる想定外の展開。1枠からサイモンラムセスが大逃げをうち2番手に1番人気のタニノフランケルの隊列。スティッフェリオは4.5番手の一角でレースを進め直線では外から2.3着馬を捉え重賞連勝となりました。前走と違い今回は57㌔を背負っての結果だけに力をつけてきた印象。今後は重賞で一線級とのレースをしていくことになりそうですしどこまで戦えるか楽しみです。
2着は1番人気のタニノフランケル。2番手から押しきりを狙いましたが最後勝ち馬にクビ差さされてしまいました。スタート後落鉄していたようでそのアクシデントがなければ勝てていたかもしれません。まだ重賞では斤量が軽い中での結果だけにもっと強いメンバーとのレースでは未知数ですが力をつけてきましたね。
3着は逃げ粘ったサイモンラムセス。マルターズアポジーが出遅れたこともありましたが単騎で行けたのが結果に繋がりました。単勝最低人気でしたが開幕週で内枠の逃げ馬、もう少し注視すべきでした。
個人的な予想結果
◎ エアアンセム 5着
○ レトロロック 8着
✩ スティッフェリオ 1着
✩評価のスティッフェリオが1着も他はダメでした。
◎エアアンセムは内枠の好位でレースを進めましたが直線では思ったより伸びず。年齢的なものもあって少しズブさが見受けられました。○レトロロックは後方から徐々に進出するレースでしたが力負け。コース相性に期待しましたが重賞では力が足りないかもしれません。✩スティッフェリオは正攻法でねじ伏せる強い競馬でした。今の充実度なら今後も重賞戦線で好走できそうです。
