2019年 フラワーC・ファルコンS・スプリングS・阪神大賞典の結果を振り返る
第33回フラワーCの結果&回顧
第33回フラワーC(GⅢ)
1着 ④コントラチェック
2着 ⑦エールヴォア
3着 ⑩ランブリングアレー
優勝したのは2番人気のコントラチェック。抜群のスタートから先頭に立つと最後まで他馬に先頭を譲ることなくゴールしました。最後手綱を緩める余裕もあり強かったですね。姉バウンスシャッセもこのレースを制しており姉妹制覇となりました。藤沢調教師の話では桜花賞をパスしてオークスに備える模様。今回のレースぶりなら距離が伸びても大丈夫ではないでしょうか。
2着は3着馬との争いにハナ差競り勝った1番人気のエールヴォア。スタートが良くなかったこともあり道中は中団の外目を進む形。3.4コーナーで徐々に押し上げ最後良い脚を見せましたが2着まででした。脚質の幅が広い馬で今回の経験は今後に活かされそう。クラシックでも楽しみな1頭だと思います。
3着に入ったのは好位から粘り込んだランブリングアレー。最後に差されてしまいましたがこの馬らしい競馬は出来た印象。重賞でも戦える力は持っていそうで次走以降も注目です。
個人的な予想結果
◎ エールヴォア 2着
○ シャドウディーヴァ 4着
✩ マルーンベルズ 13着
◎は2着だったが他は…。
◎エールヴォアは力を見せてくれましたが今回は勝ち馬が強すぎました。もう少し良いスタートが切れていれば面白かったかもしれません。○シャドウディーヴァは描いていたレースをしてくれましたがこの馬には馬場が厳しかったです。東京コースの2000m以上の距離なら楽しみが持てそうですし何とかオークスに出てきて欲しいところ。✩マルーンベルズは見せ場なし。3コーナーくらいでもう手応えがなかった感じでもう少し軽い馬場の方が良さそうな印象でした。
第33回ファルコンSの結果&回顧
第33回ファルコンS(GⅢ)
1着 ⑮ハッピーアワー
2着 ⑬グルーヴィット
3着 ④ローゼンクリーガー
優勝したのは4番人気のハッピーアワー。スタートから直線までは後方でレースを進め直線で大外に持ち出されると上がり最速の末脚で差し切りました。これまで重賞でも差のない競馬をしており距離短縮で力が発揮できた感じですね。管理する武幸四郎調教師はこれが重賞初制覇。奇しくも兄に豊さんを持つ吉田隼人騎手の騎乗で達成となりました。
2着は初芝のグルーヴィット。この馬も勝ち馬同様直線外から伸びましたが最後は勝ち馬の切れ味に屈してしまいました。血統的に芝の方が良さそうですがダートでも強さを見せているだけに今後レース選択に頭を悩ませそう。いずれの路線でも今後が楽しみな1頭だと思います。
3着は好位から最後まで粘ったローゼンクリーガー。得意距離に戻ってこの馬なりには頑張っていましたが上位2頭とは力差があった印象ですかね。
個人的な予想結果
◎ ローゼンクリーガー 3着
○ ドゴール 11着
✩ スタークォーツ 9着
◎が3着も他は不甲斐ない結果。
◎ローゼンクリーガーはこの馬なりに頑張ってくれたと思います。先行勢で唯一の馬券圏内ですし展開が向けば次走以降チャンスは巡ってきそう。○ドゴールは先行したが失速して11着。現状ではデビューから2戦のように後方から行く競馬の方が良さそう。✩スタークォーツは内枠から逃げる競馬。上手くレースができていたように見えましたが力が足りなかったです。
第68回スプリングSの結果&回顧
第68回スプリングS(GⅡ)
1着 ⑨エメラルファイト
2着 ①ファンタジスト
3着 ⑩ディキシーナイト
混戦のスプリングステークスを制したのは10番人気だったエメラルファイト。スタートしてすぐ先頭争いを見る位置につけ、道中は集団の後ろの位置。3コーナーからコーナーワークを上手く使い外に持ち出すと前の集団を捉え先頭でゴールしました。馬もよく走っていますが鞍上も落ち着いたレース運びでしたね。これまで重賞勝ち馬と差のない競馬をしてきた馬で力のあるところを見せてくれました。
2着は1番人気のファンタジスト。道中はちょうど全馬の真ん中あたりに位置取り直線では上がり最速の末脚を繰り出しました。戦前から距離の不安が言われてましたが最後までしっかり伸びている所を見ると全く問題なかった様子。そうなればさすが重賞2勝馬といったところです。この後はおそらく皐月賞になりそうでまた距離不安の話が出そうですが今回のレースぶりならこなせそうな気がします。
3着はディキシーナイト。好位から競馬を進めましたが最後止まってしまった感じです。1400mで勝ち鞍があるようにこの距離は少し長かったかもしれませんね。
個人的な予想結果
◎ ヒシイグアス 5着
○ ディキシーナイト 3着
✩ エメラルファイト 1着
◎は5着でしたが○が3着✩が1着とそこそこの結果ですね。
◎ヒシイグアスはスタートからの先行争いで少し脚を使ってしまいました。馬体重も-16㌔と減っておりこのあたりが最後踏ん張りが効かないところに出てしまいました。力はある馬ですし次走以降も注目したいと思います。○ディキシーナイトは石橋脩騎手が上手く騎乗してくれたと思います。もう少し短いところでレースすれば重賞でも勝負していけそうです。✩エメラルファイトは人気がなかったですが力のあるところを見せてくれました。本番でも上手く馬群をさばければ上位進出は可能ではないでしょうか。
第67回阪神大賞典の結果&回顧
第67回阪神大賞典(GⅡ)
1着 ⑩シャケトラ
2着 ⑦カフジプリンス
3着 ①ロードヴァンドール
優勝したのは1番人気のシャケトラ。サイモンラムセスとロードヴァンドールの先頭争いが激化してペースが早くなる中、道中は中団の後方でレースを進めます。3コーナー前から早めに進出し直線入口では早くも先頭に。後続が伸び倦むなか楽に突き放し最後は5馬身差をつけて圧勝しました。レース前は3000mの距離がどうかと言われてましたがこのメンバーでは力が一枚も二枚も上でした。天皇賞ではメンバー強化となりますがこの馬の力であれば楽しみですね。
2着はカフジプリンス。4コーナーあたりから追い通しでしたがスタミナのある馬でジワジワと伸びて2着を確保しました。格上挑戦でしたが休養前は重賞でも好走していた馬、長距離であればオープンクラスでも力が発揮できそうです。
3着はロードヴァンドール。サイモンラムセスとの先頭争いから最後粘り切るのですからスタミナは相当なもの。この馬も重賞で好走していた馬で調子が上がってきた今なら重賞戦線を盛り上げてくれそうです。
個人的な予想結果
◎ シャケトラ 1着
○ アドマイヤエイカン 5着
✩ カフジプリンス 2着
◎-✩でワンツーと上々の予想でした。
◎シャケトラは強かったですね。やはりこのメンバーであれば戦ってきた相手が違いますし、完全復活と見ても良さそうで次走の天皇賞も楽しみな存在。○アドマイヤエイカンは直線思ったより伸びず。馬場が合わなかったみたいです。✩カフジプリンスは今後も長距離で楽しみになるレースぶり。こちらも復活した印象ですね。