第158回天皇賞(秋)を勝手に予想&結果を振り返ってみる
158回目を迎える歴史ある伝統のレース!
明日10月28日は第158回天皇賞。週中に考察したように出走馬の半分がGⅠ馬と少頭数ながら豪華なメンバーです。個人的には2世代のダービー馬が激突、ダービー以来のGⅠ制覇なるか?を注目しています。
出走馬
枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 前日人気/オッズ |
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①
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1
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ステファノス
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C.オドノヒュー
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9番人気 / 52.0
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②
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2
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ブラックムーン
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横山典弘
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12番人気 / 114.6
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③
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3
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ヴィブロス
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福永祐一
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7番人気 / 15.5
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④
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4
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レイデオロ
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C.ルメール
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2番人気 / 3.5
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5
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スワーヴリチャード
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M.デムーロ
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1番人気 / 3.1
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⑤
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6
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マカヒキ
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武豊
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3番人気 / 5.2
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7
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アルアイン
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北村友一
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6番人気 / 14.4
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⑥
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8
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ダンビュライト
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戸崎圭太
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10番人気 / 56.9
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9
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サングレーザー
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J.モレイラ
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4番人気 / 8.0
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⑦
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10
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キセキ
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川田将雅
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5番人気 / 12.8
|
11
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ミッキーロケット
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和田竜二
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8番人気 / 16.6
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⑧
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12
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サクラアンプルール
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田辺裕信
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11番人気 / 79.8
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13
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アクションスター
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大野拓弥
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13番人気 / 232.3
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今年の天皇賞は上記13頭。大阪杯の勝ち馬スワーヴリチャードは4枠5番、ダービー馬2頭は4枠4番にレイデオロ、5枠6番にマカヒキと上位人気馬の枠順は横並びになりましたね。
予想
◎マカヒキ
2年前のダービー馬、復活の願望も兼ねての本命です。前走では2016年のニエル賞以来の連対と復活の兆し。陣営いわく状態はダービーの頃に近づいてるとの話ですしサトノダイヤモンドと対等に戦っていた頃の調子が戻ってくれば久しぶりの戴冠も可能なハズ。調子が良くなかったと言われている昨今のレースでも大崩れしていないのは力のある証。この秋存在感を発揮している平成の盾男武豊騎手が鞍上も心強い。
〇スワーヴリチャード
左回りではこれまで全レース3着以内でありレースぶりは右回りに比べスムーズな走り。距離も含めベストな条件でこの馬が一番有力かも。おそらくレースはスローになると考えられるので大阪杯のような立ち回りができるのは魅力。調子の悪かった鞍上も土曜日4勝と復調しているので春に続き2000mのGⅠを連勝するかも。
▲ミッキーロケット
前走は好位からメンバー中2番目の末脚を使い後続を完封し初GⅠ勝利。有力馬が中団あたりでの競馬をしそうな感じなので好位から粘り込めそうなこの馬にもチャンスがありそう。右にもたれる癖があるので左回りの方がスムーズに走れそうな気がします。
△アルアイン
前走ではレイデオロの末脚に屈したが他の馬を完封して2着。もしかしたら逃げることになるかもしれないがそうなっても意外としぶといと思う。いつも相手なりに走るので有力馬の状況によっては粘り込みもありえそう。
✩ヴィブロス
好位から鋭い脚が使えるので展開向きそう。東京コースは昨年の府中牝馬Sだけで逃げ馬を捉えられなかったがレースぶりとしてはいいパフォーマンス。出走馬中唯一のGⅠ2勝馬。相性の良い福永騎手鞍上に牡馬勢をあっと言わせるかも?
×なし
少頭数ですし×印はなし。レイデオロは強いと思いますが、2000mは少し短い気もしますし先週の一頓挫があるので思い切って外します。今のルメールを外すのは勇気がいるけど・・・。
結果と感想 10/28 18:00更新
第158回天皇賞の結果
1着 4レイデオロ
2着 9サングレーザー
3着 10キセキ
優勝したのはC.ルメール騎手騎乗のレイデオロでした。本馬場入場時にダンビュライトが放馬して12頭でのレースとなった中好スタートからレースを先導したのはキセキ、そのあとにアルアインとヴィブロスが続く展開でレイデオロはちょうど馬群の真ん中あたりからレースを進めました。直線に入ると前の馬を射程に捉え追い出しのタイミングを計るだけ。追い出されたあとは後続をしっかりと抑え日本ダービー以来のGⅠ2勝目を上げました。前半と後半のペースが2.0秒違うレースとなりましたが慌てることなくタイミングをとったルメール騎手の判断はさすがですよね。これでルメール騎手は3週連続のGⅠ勝利です。ジャパンCではアーモンドアイとどちらの馬を選ぶのか楽しみです。
2着のサングレーザーはレイデオロを見るポジション。こちらも直線で追い出してから鋭い伸びを見せゴール前でキセキを交わして2着となりました。馬体重が減っていたことが少し不安視されてましたが関係ありませんでした。おそらくこの後はマイル路線に戻ると思いますが中距離でもいい競馬が出来そうな感じですし楽しみです。
3着キセキは予想外の逃げでしたが最後まで脚色は衰えずあわやのシーンを演出しました。今日のレースを見る限り調子は完全に取り戻した感じですしもう少し長い距離だとより楽しめるのではないでしょうか?
1番人気のスワーヴリチャードはスタートが全てでしたね。出遅れてマカヒキとぶつかった時点で厳しい戦いに。直線ではデムーロ騎手も追ってないように見えました。度外視してもいいレースだと思いますし次のレースで挽回してほしいですね。
私の予想馬は1頭も3着内に来ないというある意味すごい結果でした(T ^ T)。
◎マカヒキはスタートでよれスワーヴリチャードとぶつかり後方からのレース。今回のレースではあの位置からではとても届かないですよね。馬体重も少し減りすぎていたようですし復活ならず残念でした。▲ミッキーロケットは直線ではレイデオロと同じあたりでしたが切れ味勝負では分が悪かったですね。距離が伸びる次走以降では期待できそうな感じでした。△アルアインは2番手からレースを進めましたがこちらも切れ味勝負では厳しかったです。✩ヴィブロスはスタート良く好位につけましたが直線では全く伸びずちょっと不可解な負け方でしたね。
今年はルメール騎手の凄さを見せつけられた天皇賞となりました。ルメール騎手はこれで年間GⅠ勝利数が最多タイの6勝目。今年もまだまだ2ヶ月ありますから最多勝記録は確実に更新されそう、これからも大舞台ではルメール騎手を軽視できませんよね。日本人騎手もルメール騎手に負けないよう頑張ってほしいです。