2018年 第18回JBCスプリントの出走予定馬を考察してみる
ダートスプリント界の頂点は？
今週末11月4日に京都競馬場でJBC競走がおこなわれます。JBC競走がJRAの競馬場で開催されるのは初めてのことで地方競馬場とはまた違ったJBC競走を楽しめそうです。今回はその中で第1回から開催されているダートスプリント王決定戦JBCスプリントについて考察していきます。
出走予定馬
今年のJBCスプリントは登録馬19頭。現段階で出走予定の16頭について短評を交え紹介していきます（10/30現在、騎手は想定）。
|
厩舎
|
小久保智
|
父
|
アジュディケーティング
|
|
騎手
|
繁田健一
|
母
|
ゲイリーエンジェル
|
|
通算成績
|
31戦4勝
|
母父
|
Dancing Brave
|
|
重賞成績
|
1着 -
|
||
|
2着 -
|
|||
|
近3走
|
2018/10/04 千葉ダートマイル（船橋OP）2着
|
||
|
2018/09/24 テレ玉杯オーバルスプリント（地GⅢ）4着
|
|||
|
2018/07/16 プラチナC（浦和OP）9着
|
|||
|
一口メモ
|
交流重賞での掲示板はあるが目立った勝ち鞍もなくGⅠでは厳しそう。
|
||
|
厩舎
|
加用正
|
父
|
ロージズインメイ
|
|
騎手
|
内田博幸
|
母
|
コスモヴァレンチ
|
|
通算成績
|
27戦8勝
|
母父
|
マイネルラヴ
|
|
重賞成績
|
1着 -
|
||
|
2着 -
|
|||
|
近3走
|
2018/09/24 テレ玉杯オーバルスプリント（地GⅢ）8着
|
||
|
2018/07/08 プロキオンS（GⅢ）3着
|
|||
|
2018/06/16 天保山S（OP）1着
|
|||
|
一口メモ
|
前走は案外な競馬だったが近走は概ね好成績。1200ｍ戦は芝で経験あるがダートでは1400ｍ戦しか走っておらず初距離となりますね。
|
||
|
厩舎
|
佐藤賢二
|
父
|
キングヘイロー
|
|
騎手
|
森泰斗
|
母
|
キタサンジュエリー
|
|
通算成績
|
52戦11勝
|
母父
|
サクラバクシンオー
|
|
重賞成績
|
1着 東京盃（地GⅡ・2018，2017）
|
||
|
2着 さきたま杯（地GⅡ・2018）・東京スプリント（地GⅢ・2018）
|
|||
|
近3走
|
2018/10/10 東京盃（地GⅡ）1着
|
||
|
2018/08/29 アフター5スター賞（大井OP）1着
|
|||
|
2018/07/16 プラチナC（浦和OP）1着
|
|||
|
一口メモ
|
前走は中央馬を一掃し東京盃連覇達成。これまでも交流重賞で差のない競馬をしてきているだけにGⅠ制覇もありえる。勝ったら祭が再び京都に流れる？
|
||
|
厩舎
|
寺島良
|
父
|
シニスターミニスター
|
|
騎手
|
藤岡佑介
|
母
|
キングスベリー
|
|
通算成績
|
36戦8勝
|
母父
|
キングヘイロー
|
|
重賞成績
|
1着 プロキオンS（GⅢ・2017）
|
||
|
2着 かきつばた記念（地GⅢ・2018）・黒船賞（地GⅢ・2018，2017）
|
|||
|
近3走
|
2018/10/20 室町S（OP）4着
|
||
|
2018/07/08 プロキオンS（GⅢ）7着
|
|||
|
2018/04/30 かきつばた記念（地GⅢ）2着
|
|||
|
一口メモ
|
重賞勝ち馬だが近走は善戦止まり。差し脚はあるが展開次第のところあるので京都では難しいかも。
|
||
|
厩舎
|
橋口慎介
|
父
|
ゴールドアリュール
|
|
騎手
|
C.ルメール
|
母
|
ラビットフット
|
|
通算成績
|
43戦11勝
|
母父
|
Seeking the Gold
|
|
重賞成績
|
1着 コリアスプリント（韓GⅠ・2017）・東京スプリント（地GⅢ・2018）・兵庫ゴールドT（地GⅢ・2017）・サマーチャンピオン（地GⅢ・2016）
|
||
|
2着 -
|
|||
|
近3走
|
2018/10/10 東京盃（地GⅡ）3着
|
||
|
2018/05/30 さきたま杯（地GⅡ）4着
|
|||
|
2018/04/18 東京スプリント（地GⅢ）1着
|
|||
|
一口メモ
|
地方、海外と短距離ダートでは堅実な走り。ルメールも2度目の騎乗となるので癖は掴んでいるハズ。
|
||
|
厩舎
|
上原博之
|
父
|
アドマイヤムーン
|
|
騎手
|
池添謙一
|
母
|
オブザーヴァント
|
|
通算成績
|
24戦7勝
|
母父
|
Capote
|
|
重賞成績
|
1着 高松宮記念（GⅠ・2017）・函館スプリントS（GⅢ・2018）
|
||
|
2着 シルクロードS（GⅢ・2018，2017）
|
|||
|
近3走
|
2017/09/30 スプリンターズS（GⅠ）12着
|
||
|
2017/06/17 函館スプリントS（GⅢ）1着
|
|||
|
2017/05/12 京王杯SC（GⅡ）12着
|
|||
|
一口メモ
|
芝GⅠ勝ち馬。ダートは2016年以来のレースになるが4戦1勝2着3回と連対率100%。ただ未勝利戦での成績になるのでアテになるかどうかは…
|
||
|
厩舎
|
梅田智之
|
父
|
Fusaichi Pegasus
|
|
騎手
|
浜中俊
|
母
|
Reagle Mary
|
|
通算成績
|
26戦6勝
|
母父
|
Afternoon Deelites
|
|
重賞成績
|
1着 北海道スプリントC（地GⅢ・2018）
|
||
|
2着 -
|
|||
|
近3走
|
2018/10/10 東京盃（地GⅡ）6着
|
||
|
2018/06/07 北海道スプリントC（地GⅢ）1着
|
|||
|
2018/04/28 天王山S（OP）1着
|
|||
|
一口メモ
|
今年になって力をつけてきた1頭だが前走を見る限り上位馬とは少し力差ありそう。上手く好位で流れに乗れるかがポイント。
|
||
|
厩舎
|
杉浦宏昭
|
父
|
ダイワメジャー
|
|
騎手
|
大野拓弥
|
母
|
レディトゥプリーズ
|
|
通算成績
|
28戦7勝
|
母父
|
More Than Ready
|
|
重賞成績
|
1着 キーンランドC（GⅢ・2018）
|
||
|
2着 オーシャンS（GⅢ・2018，2017）
|
|||
|
近3走
|
2018/09/30 スプリンターズS（GⅠ）7着
|
||
|
2018/08/26 キーンランドC（GⅢ）1着
|
|||
|
2018/06/17 函館スプリントS（GⅢ）3着
|
|||
|
一口メモ
|
芝の短距離では勝ちきれない面も多いが堅実。ダートは昨年の東京盃以来4戦1勝2着2回。力はあるのでダートでも好位につけられればそれなりにやれるかも。
|
||
|
厩舎
|
庄野靖志
|
父
|
メイショウボーラー
|
|
騎手
|
横山典弘
|
母
|
グリーンヒルコマチ
|
|
通算成績
|
41戦12勝
|
母父
|
アフリート
|
|
重賞成績
|
1着 JBCスプリント（地GⅠ・2017）・兵庫ジュニアグランプリ（地GⅡ・2013）・北海道スプリントC（地GⅢ・2017）・兵庫ゴールドT（地GⅢ・2016）
|
||
|
2着 カペラS（GⅢ・2016）・プロキオンS（GⅢ・2016）・黒船賞（地GⅢ・2016）
|
|||
|
近3走
|
2018/06/07 北海道スプリントC（地GⅢ）4着
|
||
|
2018/04/18 東京スプリント（地GⅢ）8着
|
|||
|
2018/02/18 フェブラリーS（GⅠ）16着
|
|||
|
一口メモ
|
昨年のJBCスプリント勝ち馬。今年に入ってから厳しい競馬が続いている。実績のある馬なので巻き返しがあってもおかしくはない。
|
||
|
厩舎
|
森秀行
|
父
|
ヨハネスブルグ
|
|
騎手
|
戸崎圭太
|
母
|
ニシノタカラヅカ
|
|
通算成績
|
45戦8勝
|
母父
|
サンデーサイレンス
|
|
重賞成績
|
1着 京阪杯（GⅢ・2017，2016）
|
||
|
2着 東京盃（地GⅡ・2018）・セントウルS（GⅡ・2016）・クラスターC（地GⅢ・2018）・アイビスSD（GⅢ・2016）
|
|||
|
近3走
|
2018/10/10 東京盃（地GⅡ）2着
|
||
|
2018/09/24 テレ玉杯オーバルスプリント（地GⅢ）5着
|
|||
|
2018/09/09 セントウルS（GⅡ）6着
|
|||
|
一口メモ
|
芝、ダート問わず長期間に渡って堅実な走り。昨年のJBCスプリント4着などあるが実はダートでは未勝利。差のない競馬はしているが勝つまでは厳しいかも。
|
||
|
厩舎
|
小久保智
|
父
|
ヴァーミリアン
|
|
騎手
|
左海誠二
|
母
|
コウエイベスト
|
|
通算成績
|
23戦9勝
|
母父
|
アンバーシャダイ
|
|
重賞成績
|
1着 テレ玉杯オーバルスプリント（地GⅢ・2018）
|
||
|
2着 -
|
|||
|
近3走
|
2018/09/24 テレ玉杯オーバルスプリント（地GⅢ）1着
|
||
|
2018/09/05 長月特別（浦和OP）1着
|
|||
|
2018/07/16 プラチナC（浦和OP）4着
|
|||
|
一口メモ
|
浦和所属の地方馬。前走は逃げきりでJRA勢を完封し初重賞制覇。同型馬との兼ね合いになるがマイペースで逃げれればチャンスあるかも。オーナーはチューブの前田亘輝。
|
||
|
厩舎
|
天間昭一
|
父
|
アドマイヤオーラ
|
|
騎手
|
未定
|
母
|
ノボキッス
|
|
通算成績
|
36戦7勝
|
母父
|
フレンチデピュティ
|
|
重賞成績
|
1着 カペラS（GⅢ・2016）・プロキオンS（GⅢ・2016）・かきつばた記念（地GⅢ・2016）
|
||
|
2着 マイルチャンピオンシップ南部杯（地GⅠ・2017）・北海道スプリントC（地GⅢ・2016）・ユニコーンS（GⅢ・2015）
|
|||
|
近3走
|
2018/10/08 マイルチャンピオンシップ南部杯（地GⅠ）7着
|
||
|
2018/06/17 函館スプリントS（GⅢ）12着
|
|||
|
2018/05/12 京王杯SC（GⅡ）16着
|
|||
|
一口メモ
|
昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯2着に重賞3勝と実績はあるが近走は精彩を欠いた走り続いている。年齢的にも上積みはないし厳しいレースになりそう。
|
||
|
厩舎
|
森秀行
|
父
|
Speightstown
|
|
騎手
|
武豊
|
母
|
Mostaqeleh
|
|
通算成績
|
20戦6勝
|
母父
|
Rahy
|
|
重賞成績
|
1着 プロキオンS（GⅢ・2018）
|
||
|
2着 -
|
|||
|
近3走
|
2018/10/10 東京盃（地GⅡ）4着
|
||
|
2018/07/08 プロキオンS（GⅢ）1着
|
|||
|
2018/06/24 花のみちS（OP）1着
|
|||
|
一口メモ
|
前走は休み明けで太め残りの影響もあってか4着惨敗。プロキオンSでは圧巻のレースをしていたので本調子なら問題なく走れるハズ。カギは馬体重か。
|
||
|
厩舎
|
石坂正
|
父
|
Henny Hughes
|
|
騎手
|
C.デムーロ
|
母
|
Giggly
|
|
通算成績
|
21戦8勝
|
母父
|
Distorted Humor
|
|
重賞成績
|
1着 コリアスプリント（韓GⅠ・2018）・フェブラリーS（GⅠ・2016）・根岸S（GⅢ・2016）
|
||
|
2着 さきたま杯（地GⅡ・2017）・日本テレビ盃（地GⅡ・2016）
|
|||
|
近3走
|
2018/09/09 コリアスプリント（韓GⅠ）1着
|
||
|
2018/05/02 かしわ記念（地GⅠ）6着
|
|||
|
2018/03/31 コーラルS（OP）1着
|
|||
|
一口メモ
|
2016年にフェブラリーSを制覇して以降長い低迷期にあったが今年に入って復活、前走は韓国GⅠを制覇しています。実力のある馬なので力通り走れば結果はついてくると思われる。
|
||
|
厩舎
|
菅原勲
|
父
|
ノボジャック
|
|
騎手
|
山本聡哉
|
母
|
リバイバルガール
|
|
通算成績
|
48戦19勝
|
母父
|
バブルガムフェロー
|
|
重賞成績
|
1着 -
|
||
|
2着 北海道スプリントC（地GⅢ・2018）・兵庫ゴールドT（地GⅢ・2017）・クラスターC（地GⅢ・2017）
|
|||
|
近3走
|
2018/10/04 道営スプリント（門別OP）1着
|
||
|
2018/08/15 クラスターC（地GⅢ）3着
|
|||
|
2018/07/01 栗駒賞（水沢OP）1着
|
|||
|
一口メモ
|
岩手所属の地方馬。地方の短距離ダートではかなり有力な馬で交流重賞でも善戦している。京都のダートが合えばそれなりに走れるかも。
|
||
|
厩舎
|
梅田智之
|
父
|
キングカメハメハ
|
|
騎手
|
岩田康誠
|
母
|
マルトク
|
|
通算成績
|
29戦3勝
|
母父
|
マーベラスサンデー
|
|
重賞成績
|
1着 桜花賞（GⅠ・2015）・京都牝馬S（GⅢ・2017）
|
||
|
2着 高松宮記念（GⅠ・2018，2017）・スプリンターズS（GⅠ・2017）JBCレディスクラシック（地GⅠ・2016）・阪神JF（GⅠ・2014）・アルテミスS（GⅢ・2014）
|
|||
|
近3走
|
2018/09/30 スプリンターズS（GⅠ）5着
|
||
|
2018/08/26 キーンランドC（GⅢ）5着
|
|||
|
2018/05/13 ヴィクトリアマイル（GⅠ）6着
|
|||
|
一口メモ
|
勝ち鞍は3つと少ないがいつも堅実に走る。ダートは今年のフェブラリーS（5着）と2016年のJBCレディスクラシック（2着）の2戦のみ。スプリントのダートならもっとやれそうなイメージある。
|
||
注目ポイント
初の京都開催で行われるJBCスプリント。3つのJBC競走の中では一番JRA馬と地方馬の能力差が少ないレースだと思われる。注目は前哨戦の東京盃を優勝したキタサンミカヅキ。前走だけでなく交流重賞ではJRAの馬と遜色のない競馬ができています。オーナーはあのキタサンブラックと同じ北島三郎氏。勝利すると盛り上がりそうです。
3つの競走の中で一番混戦模様ですしチャンスがありそうな馬がたくさんいますよね。地方馬が2度目の優勝となるか？ＪＲＡ所属馬が力を見せつけるか？ホント楽しみです！
※予想もしてみました。
☟JBCクラシック、JBCレディスクラシックの考察もしています。
