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タイガー・ウッズが帰ってきた!その凄さと魅力とは

タイガーチャージ復活!

8月13日未明アメリカで4大メジャー大会の一つ全米プロゴルフ選手権(PGA選手権)の最終日が行われました。結果はブルックス・ケプカ選手がトータル16アンダーで優勝。今年の全米オープンに続き今季の4大メジャー大会2勝目を飾りました。ケプカ選手おめでとうございます!

ケプカ選手は素晴らしいプレーを魅せてくれましたが今回注目したいのは2位の選手。そうご存知タイガー・ウッズ選手です。ここしばらくは腰の怪我などもあり競技から離れていたのですが今年本格的にツアー復帰。先月行われた全英オープンで6位タイとなり、いよいよ復活の時が近づいてきたか?と思っていたら早くもタイガーチャージ!いや~全盛期を知っている者からするとめっちゃ嬉しいですよね。

まだ本年のツアーは終了してませんが、来年にはタイガーが久しぶりにメジャー制覇する姿が見れるかもですよ。って来年のことは早すぎかな( ̄◇ ̄;)そんなタイガー・ウッズをもっと知って応援して欲しいのです。

 

経歴

アマチュア時代

タイガー・ウッズは1975年12月30日生まれの42歳。アメリカ・カリフォルニアの出身です。生後9ヶ月からゴルフを始め(そんなこと可能?)8歳のころにスコア70台、そして12歳では早くも60台でラウンドしています。

15歳で全米ジュニア・アマチュア選手権を最年少優勝。翌年、翌々年も優勝し史上初の3連覇を達成。さらに18歳で全米アマチュア選手権を最年少優勝するとこちらも翌年、翌々年と合わせ史上初の3連覇を達成します。この偉業は“タイガーズ・トリプル“と呼ばれています。

1992年には当時史上最年少の16歳でPGAツアーに初出場。19歳の時には4大メジャー大会の一つマスターズ大会に初出場しローアマチュア(アマチュア最高成績者)を獲得しています。

 

プロ(1996年~2009年 最強時代)

1996年8月に大学を中退してプロに転向します。10月にはプロ転向5試合目にして初優勝。すぐに2勝目もあげ世界ランキングは33位まで上昇しました。翌1997年4月にはプロ転向後初めて出場したマスターズ大会において21歳3ヶ月の史上最年少優勝を果たしました。この大会では72ホール最小ストローク優勝(トータル270)、72ホール最多差優勝(12打差)のマスターズ記録も樹立しています。その後も数々の大会で優勝を重ね6月にはプロ転向10ヶ月にして世界ランキング1位となりました。そしてこの年21歳にしてPGAツアー史上最年少の賞金王となるのです。

 

1999年に4大メジャー大会の一つPGA選手権を初優勝しメジャー大会2勝目を上げると翌2000年には全米オープン全英オープン・PGA選手権と4大メジャー大会を3連覇(これはベン・ホーガン選手以来47年ぶりの快挙)。この年の全英オープン制覇で史上5人目のキャリアグランドスラムを史上最年少で成し遂げます。それにとどまらず翌年のマスターズ大会も優勝。史上初の4大メジャー大会4連覇の偉業となりました(2年にまたがった記録のため“タイガー・スラム”と呼称されています)。

マスターズ全米オープン全英オープンPGA選手権を4大メジャー大会と呼び、この4大大会を1年で達成することをグランドスラム、生涯で達成したことをキャリアグランドスラムと呼びます。ちなみタイガー・ウッズが達成して以来キャリアグランドスラムの達成者は出ていません。

 

2002年にはマスターズ(大会連覇)と全米オープンで優勝。2004年にはダンロップ・フェニックス選手権で日本ツアー初優勝も飾っています(翌年も優勝し大会連覇を達成)。そして2005年にはマスターズと全英オープンで優勝。この年の全英オープン優勝で史上2人目のダブルグランドスラム(4大大会を全て2勝)をこれまた史上最年少で達成しています。

2006年にはツアー23年ぶりの全英オープン大会連覇、PGAツアー通算50勝、4大メジャー大会通算12勝(歴代単独2位)の記録を達成。その後も2008年にトリプルグランドスラムを達成(史上2人目・最年少)、2009年にはPGAツアー通算70勝到達とタイガー・ウッズ最強時代が続いていました。

 

プロ(2009年~ 低迷期から復活、現在まで)

順調に見えたタイガー・ウッズの選手生活ですが2009年11月の交通事故から狂いはじめます。事故の影響もあってか2010年から長らく優勝できず低迷。2012年に復活優勝を果たし、同年PGAツアー通算74勝も達成(単独2位)。2013年にもツアー優勝した時は強いタイガー・ウッズ復活か!?と思いましたが腰の怪我で離脱することになりました。

その後タイガー・ウッズらしいプレーは影を潜め、欠場や棄権も増加。タイガー・ウッズは終わったとさえ言われていました……。 それが今年、ツアーに本格的に復帰すると前述の全英オープン6位タイや本日のPGA選手権2位などの大躍進!

完全復活を予感させてますよね。ヾ(*´∀`*)ノワーイ

 

タイガー・ウッズの魅力はいったい?

強さと記録

タイガー・ウッズの魅力の一つは前述した数々の記録を樹立していく強さですね。誰も成し遂げたことのないことをいとも簡単にやってのけるそのプレーに多くの人が惹きつけられ魅了されています。

現在タイガー・ウッズはPGAツアーを79勝。この記録は歴代2位の記録です。最多勝はサム・スニードの82勝ですからこのままの調子を維持できれば近々新記録の樹立が見えてきます。そしてもう一つ、4大メジャー大会の勝利数も歴代2位。こちらは現在14勝しています。最多勝は帝王ジャック・ニクラスの18勝。選手生活の長いゴルフですから42歳のタイガー・ウッズならチャンスは十分にあると思います。

そして全米オープンと全英オープンをそれぞれ1勝追加すれば4大メジャー大会の全てを4勝するという前人未到の大記録達成となります。うーんその瞬間めっちゃ見たいですよネ。

 

ミラクル

やっぱりタイガー・ウッズ最大の魅力はこれですよね。

 

彼のゴルフを見ているとこんなところからグリーン狙うの?⇒

ウワ━(。・ω・)ァァ━・゚・ピンそばに乗ってるよー

とか、首位と〇打差離れてるしもう優勝は難しいでしょ?⇒

ウワ━(。・ω・)ァァ━・゚・〇連続バーディーで並んだよ

ってのがすごく多いんです。もちろん他の選手でもあるんですけどタイガー・ウッズの全盛期はこれが毎試合のようにあったんですよ。特にミラクルが多いのがアイアンショット。タイガー・ウッズの魅力についてあるファンは『ドライバーが曲がるところ』と答えています。ドライバー曲がったらダメじゃんって思いますがその理由を聞けばあー納得。それはドライバーでのピンチを2打目からのスーパーショットでカバーするから。これがホントたまらないんですよ。

 

プレー全てがうまくいけばいいんですが実際そうはいきません。ピンチはいつか来るんですよ。その状況を見て多くの人はタイガー・ウッズなら何とかするんじゃないかと期待します。そしてその期待に応えるのがタイガー・ウッズなんです。そりゃ魅了されますよね。

 

4大メジャーでタイガー・ウッズと松山英樹の優勝争いが見たい

これです。そうです、見たいんですよ。

日本人選手の中ではやはり松山英樹選手が一番優勝に近い位置にいますよね。4大メジャー大会でも何度もTOP10に入っています。日本人としては松山選手の優勝が見たいのです。ただその優勝争いにタイガー・ウッズがいたら最高じゃないですか?来年こそ実現することを期待しています!

 

いかがでしたか?最後は個人的な願望になってしまいましたがスポーツにはやっぱりスターが必要ですよね。サッカーでメッシやロナウドがいないと物足りないでしょ?ゴルフではタイガー・ウッズがいないと物足りないんですよ。だってスターなんだもん。

 

あ~ゴルフしたくなってきたなぁ

始球式メンバーだけじゃない! 記録に記憶に残る甲子園レジェンド30

甲子園球場

連日熱戦を繰り広げている夏の全国高校野球選手権大会(長っ)そう甲子園(短っ)皆さんはご覧になってますでしょうか?

今年は通算100回目の夏ということもあり例年以上の盛り上がりを見せています。そんな記念大会の一つの魅力として行われているレジェンド始球式。高校野球ファンなら誰もが知る素晴らしい方々が日替わりで始球式を行います。でも高校野球には他にもたくさんレジェンドに値する方々がいるんですよ。その方々を個人的な視点を交えご紹介していこうと思います。

 

レジェンド始球式メンバー

といってもやっぱり今回始球式メンバーに選ばれた方を紹介しないのもねぇ。という訳で簡単ではありますが18名の選手を紹介していこうと思います。

 

松井秀喜  星稜高校(第72.73.74回大会)

松井秀喜(星稜)

出典:http://number.bunshun.jp/articles/-/617363

皆さんご存知、国民栄誉賞にも選ばれたスーパースターです。

松井さんといえばやっぱり74回大会明徳義塾戦の5打席連続敬遠。最終打席の敬遠時はメガホンがグランドに投げ込まれるなど当時は社会問題にもなりました。真っ向勝負の高校野球で全打席敬遠されるんですからとんでもないことですよね。ちなみ2年生時の神宮大会帝京戦では4打席敬遠されてます。

 

石井毅   箕島高校(第60.61回大会)

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出典https://www.jiji.com/jc/d4?p=egw001-05523132&d=d4_news

1979年の箕島春夏連覇時のエースピッチャー。夏3回戦での星稜戦延長18回の死闘は今も高校野球を振り返る上で語り継がれる伝説の試合の一つです。

先日の始球式の際には、当時投げ合った元星稜の堅田さんが球審を務めるという奇跡。マウンド付近で握手した光景は高校野球ファンにはたまらないですよね。

 

定岡正二  鹿児島実業高校(第55.56回大会)

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出典:https://middle-edge.jp/articles/I0001511

鹿児島県勢初のベスト4進出。準々決勝では当時原辰徳さんが在籍していた東海大相模と延長15回の熱戦を勝ち抜きましたが、次の準決勝で右手首を負傷しチームも敗退してしまいました。

私の世代だとバラエティー色の強い定岡さんですが、この悲劇性と甘いマスク、高い実力が相まって女子中高生から絶大な人気だった模様です。

 

牛島和彦  浪商高等学校(第61回大会)

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出典:https://www.jiji.com/jc/d4?p=sbt070-jpp09136411&d=d4_ss

春は2度出場で3年生時は準優勝も夏は3年時に1度のみの出場。3年生時の夏には大阪府予選決勝でPL学園高校を破り、甲子園大会では上尾高校戦でホームランを打ちましたがベスト4止まりでした。もし香川さん(写真左)が生きていたら始球式でもバッテリーが組めてたかもしれませんね。

 

平松政次  岡山東商業高校(第47回大会)

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出典:https://gunosy.com/articles/RTtuy

1965年春の大会では39イニング連続無失点の大会記録を樹立したが同年夏は1回戦で敗退しました。平松さんはシュートのイメージが強いですが高校の時は投げてませんでした。甲子園優勝投手で唯一の名球会入りした選手ですね。

 

谷繁元信  江の川高校(第70回大会)

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出典:https://mainichi.jp/koshien/graphs/20160222/hrc/00m/050/001000g/11

1988年の夏甲子園ベスト8、県予選では5戦連続7本のホームランを放っています。高校通算42本の強打者でした。高校時代から打てるキャッチャーでプロでは数少ない2000本安打達成の捕手ですね。

 

水野雄仁  池田高校(第64.65回大会)

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出典:https://matome.naver.jp/odai/2141949572279518801/2141949621680302303

1982年夏、1983年春における史上4校目の夏・春連続制覇の立役者です。1983年夏にも甲子園に出場(ベスト4)。1983年の春・夏ではエースで4番でした。

1983年夏の準決勝ではPL学園と対戦、清原から4三振を奪っています。ちなみ同試合で桑田に特大のホームランを打たれていますがこれが甲子園で打たれた唯一のホームランでした。阿波の金太郎と呼ばれてました。

 

本間篤史  駒大苫小牧高校(第87.88回大会)

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出典:https://vk.sportsbull.jp/koshien/88/special/column01/HOK200608180001.html

駒大苫小牧で田中将大とともに甲子園出場。2年生からチームの4番、2005年の夏では甲子園優勝にも貢献しています。メガネの主将として覚えてますね。早稲田との伝説の決勝2連戦では力んで2試合で5三振を喫してしまいました。

 

坂本佳一  東邦高校(第59回大会)

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出典:https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/photo/AS20150730004869.html

1年生からエースで1977年夏の甲子園出場。決勝戦では10回裏にサヨナラ3ランホームランを打たれ準優勝に終わった。その悲劇性も加わって自宅周辺にファンが押し寄せるほどの人気に。相性は『黒ヅル君』、『バンビ』。東邦高校では活躍するとバンビ2世と呼ばれる事が慣例になってるらしいです。

 

中西清起  高知商業高校(第60.62回大会)

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出典:https://www.jiji.com/jc/d4?p=sbt070-jpp09136413&d=d4_ss

1978年の夏、1979年春、1980年春・夏と4度甲子園出場。夏は1年生時の1978年に準優勝してます。当時の野球漫画から『球道くん』と呼ばれてました。個人的にはゴルフしてるイメージが強いなぁww

 

安仁屋宗八 沖縄高校(第44回大会)

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出典:https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180412005439.html

1962年南九州大会で宮崎大淀を降し沖縄県の高校として始めて実力で夏の甲子園に出場しました。残念ながら甲子園では1回戦で敗退してしまいましたが歴史的な出場でしたね。

 

板東英二  徳島商業高校(第40回大会)

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出典:http://kanchigai.biz

1958年の夏に準優勝。この大会で記録した1試合25奪三振(延長18回)および、大会通算83奪三振の記録は現在でも破られていない不滅の記録です。

松井祐樹投手が22奪三振を記録した94回大会では度々比較対象として名前が出てましたよね。まぁでも坂東さんといえばゆで卵ですww

 

金村義明  報徳学園(第63回大会)

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出典:https://baseballking.jp/ns/153350

1981年の3年生時に春夏連続出場。夏の大会では獅子奮迅の活躍でチームを優勝に導いています。優勝した60回大会では投手として6試合全てで完投、打者としても打率.545(歴代2位)2本塁打とエースで4番に相応しい素晴らしい成績を残しています。

 

中西太   高松第一高校(第31.33回大会)

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出典:https://www.asahi.com/articles/photo/AS20171027003115.html

高校時代は『怪童』と呼ばれるぐらい本塁打を量産していました。春1回、夏2回甲子園に出場。1951年夏は岡山東戦で2本塁打6打点を記録しています。プロでは現役時は西鉄一筋ながら引退後は9球団で指導しています。

 

桑田真澄  PL学園高校(第65.66.67回大会)

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出典:http://blue-black-osaka.hatenablog.com/entry/20170808/1502150457

ご存知清原和博と『KKコンビ』と言われた甲子園の申し子。

春夏5回の甲子園出場。夏は1年生で優勝、2年生で準優勝、3年生で優勝という準完全な成績。1年生投手での甲子園優勝は史上初の快挙でした。甲子園通算20勝は歴代2位、夏は14勝で歴代1位タイの記録です。投手としてクローズアップされることが多いですが打者としても甲子園通算6本塁打の記録を持っています。

 

佐々木主浩 東北高校(第66.67回大会)

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出典:https://mainichi.jp/koshien/graphs/20160222/hrc/00m/050/001000g/8

ご存知大魔神。夏の甲子園には2度出場。3年生の時は春夏ともにベスト8まで進出しています。

 

太田幸司  三沢高校(第50.51回大会)

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出典:http://www.asahi.com/special/plus/TKY201007130300.html

甲子園には3度出場(夏は2度)。1969年の夏は東北勢として戦後初の決勝進出を果たしています。決勝の松山商業戦では延長18回を1人で投げ抜き0点に抑えたが試合は0-0の引き分け。262球もの熱投でした。翌日の再試合でも1人で投げ抜きましたが残念ながら敗れてしまい準優勝となってしまいました。

元祖甲子園のアイドルと言われた方ですね。

 

井上明   松山商業高校(第50.51回大会)

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出典:https://vk.sportsbull.jp/koshien/88/news/TKY200608210161.html

夏の甲子園に2年連続で出場。1969年の三沢高校との決勝戦では232球の熱投。前述の太田幸司さんと共に延長18回を1人で投げ抜き0-0の引き分け翌日再試合となりました。お二人の熱投は球史に残る素晴らしい決勝戦となり今でも語り継がれています。

井上さんと太田さんは決勝戦で始球式を行います。当時のような素晴らしい投球を見せてくれると思います。

 

甲子園レジェンド12選(始球式メンバーを除く)

いよいよ今回の本題です。プロ野球がシーズン中ということもあり今回の始球式には現役選手は選ばれておりません。なので選択した選手の中心は現役選手になってます。いやいや違うだろ、っていう意見もあると思いますが温かい目で見ていただければ幸いです。

 

嶋清一   海草中(第21.23.24.25回大会)

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出典:http://www.asahi.com/sports/koshien/column/kmaster/lesson10.html

戦前の甲子園における伝説の大投手です。

1939年の第25回大会で甲子園史上初めて5試合連続完封での全国制覇を成し遂げました。さらにすごいのが準決勝、決勝と2試合連続でノーヒットノーラン!!時代が違うとはいえこれ以上の投手が今後生まれることはなさそうですよね。

 

福島一雄  小倉中・小倉高(第28.29.30.31回大会)

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出典:http://atagoclub.jp/info/

夏の甲子園2連覇!甲子園の土第一号

1947年の第29回大会で福岡県勢初の全国制覇。翌1948年にも全国制覇を達成し夏の甲子園を2連覇した大投手。1948年の大会では史上2人目の5試合連続完封での全国制覇を成し遂げました。全5試合45イニング連続無失点は前述の嶋清一と2人だけの偉大な記録です。

また翌1949年の夏、肘の故障で敗れた最後の試合で土を持ち帰ったのが甲子園の土のはじまりと言われており、今尚続く伝統の先駆者ともなりました。

 

尾崎行雄  浪商高校(第42.43回大会)

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出典:https://www.jiji.com/jc/d4?p=osk111-jlp08464832&d=d4_spo

砂塵が舞うと言われた豪速球で1961年夏に全国制覇。1年の夏からエースとして君臨。甲子園で3度にわたる法政第二の柴田勲との対決は名勝負として知られています。速球投手の話題では必ず名前が挙がる選手ですね。

 

江川卓   作新学院高校(第55回大会)

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出典:https://blog.goo.ne.jp/redsoxbali/e/3f25511edf7d2f6cc278c06afe8c40be

元祖怪物。

甲子園には1973年の春夏出場。夏は2回戦敗退でした。チーム成績は平凡ですが個人としては高校野球史上最高の投手といっても過言ではありません。甲子園出場を決めた1973年夏の県予選5試合中3試合でノーヒットノーラン。残りの2試合もわずか1安打ずつしか許していないという驚愕のピッチング。甲子園の通算成績は6試合で4勝2敗ながら、投球回数59回1/3で奪三振92(1試合平均15.3、奪三振率14.0)、自責点3、防御率0.46という素晴らしい成績を残しています。

チームの県予選打率がわずか.204という数字だったことから考えても江川の力がいかに高校生離れしていたかがわかります。チームの打線が凄ければとんでもない成績を残していたでしょう。

 

荒木大輔  早稲田実業高校(第62.63.64回大会)

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出典:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2018/03/27/_split_1980/

甲子園に5度出場!一大ムーブメントを起こした甲子園のアイドル。

1年生で出場した第62回大会では5試合に先発しうち4試合を完封。44回1/3連続無失点の力投で決勝進出を果たすが決勝では横浜高校に敗れ準優勝でした。甲子園通算12勝5敗。5敗できたのは1年生からエースとして君臨していたからこその快挙ですね。

 

清原和博  PL学園高校(第65.66.67回大会)

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出典:http://see-ya-ater2.cocolog-nifty.com/sulenglish/2016/02/post-8ce2.html

甲子園史上最強のホームランバッター。

桑田真澄と『KKコンビ』と言われた甲子園の申し子で、植草アナウンサーの「甲子園は清原のためにあるのか!」という実況はあまりにも有名です。春夏5回の甲子園出場。夏は1年生で優勝、2年生で準優勝、3年生で優勝という準完全な成績。甲子園で歴代最多の13本ものホームランを放ち、1試合3本塁打、3試合連続本塁打などの記録を残しています。残念なこともありましたが高校時代の輝かしい成績は色褪せることはないでしょう。

 

松坂大輔  横浜高校(第70回大会)

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出典:https://www.jiji.com/jc/d4?p=sbt070-jpp01295217&d=d4_ss

平成の怪物。1998年は甲子園春夏連覇を達成しています。

松坂を語る上で欠かせないのが1998年夏の準々決勝、準決勝、決勝の3試合。準々決勝では250球もの力投でPL学園との延長17回の名勝負を繰り広げ、翌日の準決勝明徳義塾戦では8回までに6点ビハインドの中登場。奇跡と言われた大逆転劇となりました。そして京都成章との決勝戦では史上2人目の決勝戦ノーヒットノーランを達成し優勝。第70回大会は松坂を主役とした奇跡のドラマが演じられましたね。ちなみに私はこの決勝戦を現地で見ていたこともあって甲子園一番の思い出になっています。

 

田中将大  駒大苫小牧高校(第87.88回大会)

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出典:https://www.jiji.com/jc/d4?p=kos500-jpp04719942&d=d4_kk

2005年夏にエースとしてチームの夏2連覇に貢献。甲子園は春夏合わせて3度出場しています。3連覇を狙った2006年夏の決勝は今も語り継がれる名勝負です。早稲田実業高校の斎藤佑樹投手と延長15回を投げあった試合は今では伝説の一つです。翌日の再試合に敗れ残念ながらチームは3連覇となりませんでした。自身が最後の打者となったところにこの決勝戦のドラマ性を感じずにはいられません。

ちなみに2005年の決勝戦で優勝を決めた最後の1球は2年生投手史上初めて150㌔を超えたボールになってます。

 

斎藤佑樹  早稲田実業高校(第88回大会)

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出典:http://number.bunshun.jp/articles/-/831010

ご存知ハンカチ王子。2006年夏の甲子園優勝投手です。

田中将大の紹介文で書きました伝説の決勝戦もうひとりの立役者です。37年ぶりの決勝戦引き分け再試合を含む甲子園史上最多7試合、69回を一人で投げ抜きました。この大会での投球数948も史上最多記録となってます。奪三振も78と一大会の記録としてはあの板東英二さんに次いで2位。記録にも記憶にも残る投手でしたね。

 

藤浪晋太郎 大阪桐蔭高校(第94回大会)

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出典:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2012/10/02/___split_38/

史上7校目の春夏連覇達成時のエース。甲子園では通算9勝無敗。夏の大会では準決勝、決勝と2安打完封勝利。20年ぶりの快挙でした。また決勝戦の14奪三振は決勝史上最多タイ記録です。

名実ともに大阪桐蔭のエースであり当時は他のチームが打てそうな雰囲気はありませんでしたね。今年大阪桐蔭はこの時以来の春夏連覇を目指しています。

 

松井裕樹  桐光学園高校(第94回大会)

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出典:https://matome.naver.jp/odai/2137404084815956101

甲子園最多奪三振左腕。2年生で出場した94回大会では次々と奪三振記録を更新しました。

1回戦の今治西高校戦では大会史上最多の1試合22奪三振(9イニング)と10者連続奪三振という新記録を2つ樹立しています。続く2回戦でも毎回の19奪三振をあげて2試合合計での最多奪三振記録を更新。また2試合連続毎回奪三振は史上5度目の記録ともなりました。準々決勝でも毎回の15奪三振をあげ1大会で3度の毎回奪三振を史上初めて達成した投手でもあります。大会68奪三振は甲子園左腕歴代1位の記録です。

 

中村奨成  広陵高校(第99回大会)

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出典:http://number.bunshun.jp/articles/-/828728

清原和博を超えるホームラン記録を達成!

昨年99回大会に出場。チームは準優勝に終わりましたが個人としては数々の打撃記録を作りました。特に1大会6本塁打はあの清原和博さんを抜いて史上最多の記録となります。その他にも最多塁打(43)、最多打点(17)は1大会新記録、最多安打(19)、最多二塁打(6)はタイ記録となってます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?今回紹介した選手以外にも素晴らしいレジェンド達がおられるのでなんで?っていう部分があるかと思いますがそこはご了承ください。まぁ正直30名じゃ足りないですよね。

今年の大会も約1/3が終了しましたが、新たなレジェンドの誕生を予感させてくれてます。高校野球の見方は千差万別。自分なりの楽しみ方を見つけて頑張ってる球児たちを応援してもらえれば嬉しいなぁと思ってます。

 

8月5日開幕 通算100回目の夏!高校野球を楽しもう

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本気の夏、100回目。

いよいよ8月5日から夏の全国高校野球選手権、いわゆる甲子園が始まります。なんと今年は第100回!!すごい数字ですねぇ。言葉にすると簡単ですが1世紀(正確には103年かな)大会が行われてるんですから全部見てる人がいたらすごいの一言。

そんな高校野球をより楽しむためにちょっとした情報をお届けします!少しでも高校野球に興味を持ってくれたらうれしいですね。

 

今大会の豆知識

  • 出場校は56校

いつもの大会と比べてすぐ分かる違いは出場校。記念大会ということもあり神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・兵庫・福岡の7府県が2校出場ですね。

  • レジェンド始球式

各開催日の第1試合の試合前にレジェンド達が始球式を行います。ちなみに初日開幕戦前は松井秀喜氏(星稜高校)。

  • タイブレーク

延長13回からランナーを置いて点が入りやすくすることで試合の長時間化を防ぐのが狙い。今春の選抜大会から導入されてましたが選抜大会ではタイブレークの試合はありませんでした。今夏の地方大会では35試合あったとのこと。

大きな違いはこの3点ですかね。他にも熱中症対策で給水、休憩時間が設けられたりもするみたいです。ではそろそろ各ブロックの展望を。便宜上、各ブロックをA~Hと分けてます。注目選手を交えて見ていきましょう。

 

各ブロックの見所

実力伯仲のAブロック

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地方大会を見る感じでは開幕試合を戦う星稜が少し抜けてるかな?って印象。地方大会53得点、全5戦完封は際立った数字ですね。大阪桐蔭のインパクトが強かったですがこちらも決勝は22-0というスコアです。

中央学院の大谷くんは投打の柱でプロ注目選手の一人。怪我明けなのでどこまで復調できているかが勝利への鍵ですね。山梨学院の垣越くんは最速146㌔の本格左腕です。

このブロックは下馬評では大きな差がないですし、どこの高校にも8強までいくチャンスは十分あると私は思います。

 

有諸候補筆頭!大阪桐蔭最有力のBブロック

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このブロックの注目は史上初2度目の春夏制覇を狙う大阪桐蔭!投げて良し打って良しの根尾くん、決勝で6安打6打点の野手NO.1とも言われる藤原くん、最速148㌔のエース柿木くんなどプロ注目の選手がめじろ押し!去年の夏を経験している選手も多く史上最強とも言われてます。

大阪桐蔭を倒すチームが現れるかがこのブロックの注目です(というより今大会の注目かな?)。その一番手が初戦で対戦する作新学院。一昨年の夏優勝したのはまだ記憶に新しいですよね。大阪桐蔭打線をどこまで抑えられるかにかかっています。

その他ではプロ注目最速148㌔の左腕山田くんがいる高岡商が有力でしょうか。

 

次こそ打倒大阪桐蔭だ!智弁和歌山が最有力のCブロック

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このブロックは春準優勝の智弁和歌山が最有力かな。高校通算49発の長打力を誇る林くんを筆頭に好打者がそろいます。打ち勝つ野球が智弁和歌山のチームカラー。甲子園歴代最多高嶋監督の采配にも注目です。

対抗は総合力で前橋育英、常葉大菊川あたりでしょうか。

 

注目選手が鍵を握るDブロック

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昨夏全国制覇の花咲徳栄、激戦区神奈川を勝ち上がってきた横浜が有力となりそうです。花咲徳栄は昨年も4番だった野村くんが最注目。高校通算56本塁打の打力もさる事ながら投手としても地方大会決勝で1失点完投。まさにエースで4番の大黒柱です。

横浜では長打力が魅力の万波くんが注目でしょうか。彼も同じく投手としても優秀で140㌔代後半のストレートが武器。両チームが初戦を突破したら2回戦で激突します。激突すれば屈指の好カードですね。

また、金足農にはプロ注目の最速150㌔超の本格派投手吉田くんがいます。地方大会では43イニングで57奪三振と素晴らしい活躍。彼の出来によってはダークホースになるかもしれません。

 

2年生エースが注目!Eブロック

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2年生でU-18日本代表候補に選出されたエース西くんを要する創志学園が一歩リードか。2年生ながら150㌔のストレートを投げる本格派。来年のドラフト有力候補の逸材ですね。打者でも地方大会5試合連続本塁打の金山くんもいますし投打の軸がしっかりしています。明治神宮大会で大阪桐蔭に勝利した創成館との初戦は楽しみなカードです。

しかしこのブロックには興南、木更津総合などの実力校も多いのでどこが勝ち上がってもおかしくないと思います。

 

初出場3校の戦いは?Fブロック

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総合力で龍谷大平安と日大三が一歩リードと言えそう。龍谷大平安は甲子園通算99勝、この100回大会での100勝目が期待されます。

このブロックは折尾愛真、奈良大付、明石商と初出場校が3校出ます。初出場初勝利を目指してほしいですね。

 

初戦屈指の好カード!Gブロック

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初戦(2回戦ですけど)屈指の好カード報徳学園vs聖光学院。高校野球好きならたまらないカードですよね。プロ注目の小園くん要する報徳学園は地元兵庫県の代表校ですし、応援もすごそう。かたや聖光学院は戦後最多の12年連続の甲子園出場ともう常連校です。ほんとに楽しみなカードですよ~

 

強豪校ひしめくHブロック

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このブロックは広陵、浦和学院、仙台育英と甲子園常連の強豪校がひしめいてますね。浦和学院vs仙台育英の対戦が初戦から見られるのは楽しみでしょうがない!

このブロックとGブロックは2回戦からとなります。この暑さでは1試合少ないことが有利になるかもしれませんね。

 

まとめ

各ブロックを振り返ってみましたがどうだったでしょうか?個人的には大阪桐蔭vs智弁和歌山が見たいので2校には頑張って欲しいです。

 

ただの甲子園好きである私の優勝予想は

本命・・・大阪桐蔭

対抗・・・智弁和歌山

有力・・・花咲徳栄、龍谷大平安、広陵、木更津総合

選手たちには熱中症に気をつけて思い出に残る試合をしてほしいですよねヽ(´▽`)/